歯のコラム

ワイヤー矯正で出っ歯は治せる?治療期間や費用も

2026年5月30日

ワイヤー矯正をしている歯

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

口元の印象は、顔全体のイメージに大きく関わります。特に出っ歯は、横顔のバランスや笑ったときの見え方に影響を与えるため、コンプレックスに感じている方も多いのではないでしょうか。

出っ歯を矯正する方法として人気なのが、ワイヤー矯正です。ワイヤー矯正は細かな調整ができる点が特徴で、幅広い歯並びの悩みに対応できる方法として広く知られています。

今回は、出っ歯をワイヤー矯正で治療できるのかどうかお伝えした後で、治療にかかる期間や費用についても解説していきます。

出っ歯とは

出っ歯の歯

出っ歯とは、上の前歯が大きく前に突き出ている状態のことです。医学的には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれます。

軽度であれば見た目が気になる程度にとどまることもありますが、重度になると前歯同士がうまく噛み合わず、食事や発音に支障をきたすこともあります。また、前歯が突出していると口が閉じづらくなり、口内が乾燥して虫歯や歯周病の原因になることもあります。

トラブルを予防するためにも、出っ歯を放置せず、早めに治療を検討することが大切です。

出っ歯になる原因

出っ歯になる原因

出っ歯になる原因は1つではなく、いくつかの要因が重なって生じることが多いです。遺伝的な要素が関係する場合もあれば、生活習慣や癖が影響しているケースもあります。出っ歯の原因を知ることで、矯正治療の目的やアプローチ方法もより理解しやすくなるでしょう。

ここでは、出っ歯になる主な原因について詳しく解説します。

遺伝

出っ歯になる原因の1つとして、遺伝的な要因が挙げられます。あごの大きさや歯の大きさ、歯の生える位置などは、遺伝するといわれています。そのため、両親のどちらかが出っ歯の場合、子どもにも同じような傾向がみられることが多いです。

このような骨格的な特徴は、生活習慣の見直しだけで改善できるものではなく、矯正治療によって歯並びを整える必要があります。出っ歯は成長とともに目立ちやすくなるため、早期に歯科医師の診断を受けることが大切です。

指しゃぶりや口呼吸などの癖

口周りの癖も出っ歯の原因になることがあります。例えば、舌で前歯を押す癖や指しゃぶりなどの癖があると、前歯が外側に押し出されることがあります。

また、口呼吸も見逃せません。口を開けたままの状態が続くと唇の筋力が弱まり、前歯を支える力が不足します。その結果、上顎の前歯が突出しやすくなるのです。

乳歯の早期喪失

乳歯を予定よりも早く失った場合も出っ歯になる可能性があります。乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるためのガイドとして重要な役割を担っています。虫歯や強い衝撃などで乳歯が通常よりも早く抜け落ちると、隣接する歯が傾いたり移動したりして、永久歯が本来の位置に生えにくくなります。

この影響で、前歯の位置が前方にずれて出っ歯を引き起こすことがあるのです。

ワイヤー矯正で出っ歯は治せる?

ワイヤー矯正で出っ歯は治せる?

結論から言うと、ワイヤー矯正で出っ歯を治療することは可能な場合が多いです。特に、歯並びの乱れが大きい場合や噛み合わせに問題があるケースでは、高い精度で歯を動かせるワイヤー矯正が選ばれる傾向があります。

ワイヤー矯正では、ブラケットと呼ばれる小さな装置を歯の表面に取り付け、そこに細いワイヤーを通して歯に力をかけていきます。この仕組みによって、歯を理想的な位置に少しずつ移動させていくのです。前歯が出ている場合でも、ワイヤーによって後方に移動させる力を加えることで、歯列全体のバランスを整えられます。

治療の際には、場合によっては抜歯を行うこともあります。抜歯によってスペースを作ることで、歯を正しい位置に移動させやすくするのです。

ワイヤー矯正は、幅広い症例に対応できる柔軟性の高い治療法です。歯の移動を細かくコントロールできるため、治療の途中で調整を行いながら理想の歯並びを目指すことができます。歯並びに悩む方にとって心強い選択肢だといえるでしょう。

出っ歯を放置するリスク

出っ歯を放置するリスク

出っ歯を放置していると、見た目だけではなく、機能面や健康面にも影響を及ぼすことがあります。ここでは、出っ歯を治療せずにいることで起こり得るリスクについて詳しく解説します。

見た目のコンプレックスにつながる

出っ歯は、見た目の印象に大きく影響します。話したときや笑ったときに出っ歯が目立つことで、外見に対するコンプレックスを抱くようになる方も少なくありません。人前で話すことに抵抗を感じたり、写真を撮る際に笑顔を控えたりするなど、対人関係や社会生活において消極的になる傾向も見られます。

見た目は、その人の心の在り方や行動にまで影響を及ぼすため、早めに対処することが大切です。

虫歯や歯周病のリスクが高くなる

出っ歯の状態では、歯磨きのときに歯ブラシが届きにくい場所ができるため、磨き残しが生じやすくなります。特に、歯と歯の間や歯ぐきとの境目は汚れがたまりやすく、歯垢が蓄積すると虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

さらに、出っ歯に伴って前歯が開くような歯並びになると歯間のケアも難しくなり、細菌の温床となることがあります。歯周病が進行すると、歯ぐきが腫れたり出血したりするだけではなく、歯を支える骨が失われて最終的には歯を失うおそれもあります。

つまり、出っ歯は見た目だけでなく、将来的な口腔内の健康にも影響を及ぼす可能性があるということを理解しておく必要があるのです。

顎関節症を発症するリスクが高まる

上下の歯がうまく噛み合わない状態が続くと、顎関節に余計な負担がかかりやすくなります。これが原因で顎関節症を発症すると、口が開けづらくなったり、顎の関節に痛みを感じたりするようになります。

また、顎関節症が悪化すると、全身の健康状態にも影響を及ぼす可能性が考えられます。

前歯を損傷するリスクが高まる

上の前歯が前方に突出していると、転倒した際に前歯をぶつけやすくなります。特に、スポーツ中などのアクティブな場面では、少しの衝撃でも前歯が欠けたり折れたりするリスクがあります。

損傷した歯は詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)で補修する必要があり、抜けた場合は入れ歯やブリッジ、インプラントといった補綴治療も必要になります。これらの治療には、時間と費用がかかります。こういったトラブルを避けるためにも、早めに矯正治療を受けて歯並びを整えておくことが大切なのです。

咀嚼や発音に支障をきたす

出っ歯が原因で上下の前歯がしっかり噛み合わない状態になると、食べ物を噛み切るのが難しくなり、咀嚼効率が低下します。噛む力がうまく伝わらないことで消化に負担がかかり、胃腸のトラブルを引き起こす可能性もあります。

また、発音においても、サ行やタ行、ラ行の音が不明瞭になることがあります。特に、会話の中で聞き返されることが増えると、本人の話す自信にも影響を与える可能性があります。

出っ歯をワイヤー矯正で治すのにかかる期間

出っ歯をワイヤー矯正で治すのにかかる期間

出っ歯をワイヤー矯正で治療する場合の治療期間は、一般的に1年半から3年程度が目安とされています。ただし、これはあくまで目安であり、実際の期間は個人の歯並びの状態や治療の内容によって異なります。

また、抜歯の有無や奥歯の移動の必要性、顎の成長との兼ね合いなども、治療期間に影響を与える要素です。治療が計画通りに進むかどうかは、患者さま自身の協力度にも大きく左右されます。装置の使用方法を守らなかったり調整のための通院を怠ったりすると治療が長引く可能性があるため、指示をしっかり守ることが求められます。

希望の仕上がりやライフスタイル、予算などを歯科医師としっかり相談したうえで、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

出っ歯をワイヤー矯正で治すのにかかる費用

出っ歯をワイヤー矯正で治すのにかかる費用

ワイヤー矯正で出っ歯を治すのにかかる費用は、全体矯正の場合で70万円〜120万円程度、部分矯正の場合で30万円~60万円程度が一般的です。この費用に含まれるのはワイヤーやブラケットの装着費用、調整料、保定装置(リテーナー)代などです。診断料や抜歯代が別途発生するケースもあるため、総額を把握しておく必要があります。

また、装置の種類や素材によっても費用は変動します。例えば、目立ちにくいホワイトワイヤーや透明なブラケットを選ぶと、通常より高額になります。

ワイヤー矯正は基本的に自費診療にあたるため、歯科医院によって費用は異なります。治療前に見積もりや説明をしっかり受けることが大切です。

まとめ

ワイヤー矯正をしている歯

ワイヤー矯正は、出っ歯の治療に効果的な治療法の1つであり、幅広い症例に対応できることが特徴です。治療期間や費用は一人ひとり異なるため、事前に歯科医師に確認するようにしましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

▶︎ 医師紹介ページを見る

«

神田橋デンタルオフィス

所在地 〒101-0047
東京都千代田区内神田1-2-2 小川ビル1F
電話番号 03-5283-6533