歯のコラム

インプラント治療に年齢制限はある?年齢に関係なく大切なことも

2026年9月5日

インプラント治療のイメージ

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

インプラント治療は、失った歯を補う方法として高い人気を誇っていますが、年齢に関する疑問を持つ方も少なくありません。「年齢制限はあるのか」「高齢でも受けられるのか」といった不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

この記事では、インプラント治療の基本的な仕組みから、年齢に関する具体的な制限、そして年齢に関わらず大切にすべきポイントまでを詳しく解説します。治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは

インプラント治療とは何?

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着することで噛む機能や見た目を回復する治療法です。入れ歯やブリッジと違い、隣の歯に負担をかけずに単独で機能を持たせることができるのが特徴で、天然の歯に近い噛み心地や見た目の自然さから、近年では多くの人に選ばれるようになっています。

インプラント体は主にチタン製で、生体との親和性が高く、しっかりと骨と結合する性質があります。治療には外科的な処置が必要ですが、適切に管理すれば長期間にわたって安定した状態を維持できるという大きなメリットがあります。

インプラント治療に年齢制限はある?

インプラント治療に年齢制限はあるのかを考えている女性

近年インプラント治療は広く普及し、多くの人が選択肢として検討するようになりました。しかし、年齢によって治療の可否が異なるのではないかと不安を感じる方も少なくありません。特に高齢の方や成長期の若年層にとっては、自分が治療を受けられるのか気になるところでしょう。

実際には、インプラントには明確な年齢制限が設けられているわけではありません。

ただし、治療の適応を判断するにあたっては、骨の成長状態や全身の健康状態、口腔環境など、年齢に関連したさまざまな要因を考慮する必要があります。つまり、年齢そのものよりも、体の状態や生活習慣が、より重要な判断基準となります。

若くてもインプラント治療を受けられる?

インプラント治療は成長が落ち着く18歳前後から受けられるとされています。骨の成長がまだ続いていると、せっかく埋め込んだインプラントがずれるおそれがあるため、成長期の治療は控えるのが一般的です。

一方で、18歳を過ぎていれば、年齢に関係なくインプラント治療を検討できるとされています。

高齢の方がインプラント治療を受けるときの注意点

高齢の方がインプラント治療を受けるときの注意点

高齢の方がインプラント治療を受ける際には、ほかの治療以上にいくつかの点に注意することが大切です。年齢だけではなく、全身や口の中の健康状態を総合的に確認する必要があります。

ここでは、特に確認しておきたい項目を確認していきましょう。

骨の状態を確認する

インプラント治療を成功させるためには、あごの骨の厚さや高さが十分にあることが重要です。高齢になると骨密度が低くなりやすく、インプラントを固定するための土台が弱くなっている場合があります。

治療を始める前には、CTスキャンなどで骨の状態を詳しく調べ、必要であれば骨を増やす処置を行うことも検討されます。

全身疾患の有無を確認する

高血圧や糖尿病、心臓病などの慢性的な病気がある場合、インプラント治療に影響を与えることがあります。これらの病気は、手術中や術後の回復に予想外のトラブルを引き起こす可能性があるため、治療を始める前に内科の主治医に相談し、必要に応じて病状を安定させておくことが重要です。

また、服用している薬との関係も考慮する必要があります。インプラント治療を受ける際に限りませんが、身体全体の健康を守ることが非常に重要といえます。

口腔内の衛生状態を維持する

インプラントを長く安定して使うためには、口の中を清潔に保つことがとても大切です。特に高齢になると、唾液の量が減ったり、細菌が増えたりして、インプラント周りに炎症が起こりやすくなります。

歯ぐきの腫れや出血が続くと、インプラントが脱落する原因にもなり得ます。毎日のブラッシングや歯間ブラシを使ったケアに加えて、定期的に歯科医院でお口のチェックやクリーニングを受けることが大切です。

年齢に関係なくインプラント治療を受けるために大切なこと

年齢に関係なくインプラント治療を受けるために大切なことを紹介する男性

上述したとおり、インプラント治療には明確な年齢制限はありません。全身の健康状態が安定していること、顎の骨が十分にあることなど、年齢よりも考慮されるポイントがあります。

また、インプラント治療は外科手術を伴うため、どのような年代の方でも注意すべきことがあります。ここでは、インプラント治療を受けるために大切なことについて解説していきます。

健康な口腔内環境を維持する

インプラントを長く使い続けるには、口の中を清潔に保つことがとても大切です。毎日の歯みがきに加え、歯科医院で定期的にクリーニングを受けて、インプラントの周りに汚れがたまらないようにしましょう。

また、インプラントの周りに歯ぐきの炎症が起こると、歯ぐきや骨がダメージを受けることがあります。インプラントを安定させるためにも、いつも口の中を健康な状態にしておくことが大切です。

全身の健康を維持する

年齢に関わらず、インプラント治療を成功させるには、健康な身体であることが欠かせません。高血圧や糖尿病、骨粗しょう症などの持病がある場合、治療の進め方に影響が出ることがあります。これらの病気は、インプラントの治癒を妨げたり、手術のリスクを高めたりする可能性があるのです。

そのため、歯科だけでなく、かかりつけの内科医とも相談しながら治療を進めることが大切です。持病の状態が安定していれば、年齢に関係なく、安心してインプラント治療を受けることができます。

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラント治療は、高度な技術と豊富な経験が必要な医療行為です。治療前の診断や治療計画の立案、手術の精度、術後のフォローまで、すべてにおいて専門性の高い歯科医院を選ぶことが重要です。カウンセリングの丁寧さや、CT画像などを用いたわかりやすい説明、術前検査の充実度も判断材料になります。

また、歯科医師との信頼関係を築くことも大切です。疑問や不安にしっかりと向き合い、親身になって対応してくれるかどうかも、歯科医院選びの重要なポイントといえるでしょう。

定期的なメンテナンスを怠らない

インプラントは、歯の根にあたる部分が骨と一体化することで安定しますが、その状態を長く保つには、治療後のメンテナンスが欠かせません。治療後にきちんとしたケアをしないと、インプラントの周囲に炎症が起こるインプラント周囲炎を引き起こすことがあります。

メンテナンスでは、歯科医院で専用の機器を使った清掃や噛み合わせの確認などが行われます。これにより、インプラントや周囲の歯ぐきの状態を定期的にチェックできるため、トラブルの早期発見と予防につながります。

年齢や体の状態に関わらず、インプラント治療を受けたら、一生にわたって定期管理を続ける意識を持つことが大切です。

まとめ

インプラント治療のイメージ

インプラント治療は、見た目の自然さや噛む力の回復といった大きな利点があり、年齢に関係なく多くの人に選ばれています。

しかし、年齢とともに増える全身疾患や骨量の減少、口腔内の変化などには十分な注意が必要です。特に高齢者の場合、治療前の詳細な検査や医師との連携が不可欠で、若年者では成長の度合いを見極めることが重要です。

大切なのは、年齢そのものではなく、自身の健康状態や口腔環境に合わせて治療計画を立てることです。信頼できる歯科医院を選び、定期的なメンテナンスを続けることで、インプラントを長く快適に使い続けられるようになるでしょう。

インプラント治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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