歯のコラム

ブラッシング指導って何をするの?流れとメリットを解説

2026年9月26日

ブラッシングのイメージ

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

毎日歯を磨いていても、歯と歯の間や奥歯、歯と歯ぐきの境目などには歯垢が残ることがあります。歯並びや口腔内の状態は一人ひとり異なるため、自分では丁寧に磨いているつもりでも、同じ場所に磨き残しが生じるケースもあります。

そこで役立つのが、歯科医院で行うブラッシング指導です。口腔内や普段の磨き方を確認し、歯ブラシの当て方や動かし方、デンタルフロス・歯間ブラシなどの使い方を学ぶことで、日々のセルフケアを見直せます。

本記事では、ブラッシング指導とは何かをはじめ、一般的な指導の流れや受けるメリット、自宅で歯みがきをするときに意識したいポイントまで詳しく解説します。

ブラッシング指導とは

ブラッシング指導とは何?

ブラッシング指導では、歯科医師や歯科衛生士が患者さんの口の中を確認し、その方に合った歯の磨き方をお伝えします。歯並びや歯ぐきの状態は人によって違うため、歯ブラシを当てる位置や動かし方も確認しながら進めます。

歯みがきで取り除きたいのが、歯の表面に付着する歯垢(プラーク)です。歯垢には多くの細菌が含まれており、磨き残しが続くと、むし歯や歯周病を引き起こす原因になります。歯ブラシが届きにくい歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシを使う方法もあります。

ブラッシング指導を受けると、自分では気づきにくかった磨き残しや歯みがきの癖がわかります。毎日の歯みがきで、どこを・どのように磨くかを知るためにも役立ちます。

ブラッシング指導の流れ

ブラッシング指導をしている歯科医師

ここでは、一般的なブラッシング指導の流れをご紹介します。

口腔内の状態を確認する

はじめに、歯や歯ぐきの状態、歯並び、汚れが残っている場所などを確認します。口の中を見ながら、普段の歯みがきでどの部分に歯垢が残りやすいのかを把握していきます。

たとえば、歯と歯ぐきの境目に歯垢が残っている場合は、歯ブラシの毛先が届いていなかったり、十分に汚れを落とせていなかったりする可能性があります。こうした磨き残しを確認したうえで、歯ブラシを当てる位置や動かし方を見直します。

このように口の中を確認することで、患者さん自身も気づいていなかった磨き残しや、注意して磨きたい場所がわかります。

染め出しによって歯垢を可視化する

必要に応じて、染め出しを行います。歯垢は白っぽく、そのままでは歯と見分けにくい場合があります。染め出しをすると歯垢が付着している部分を確認しやすくなり、自分の磨き残しを目で見て把握できます。

「奥歯は磨けていると思っていたけれど、内側に歯垢が残っていた」「歯と歯ぐきの境目が磨けていなかった」など、自分の歯みがきの癖に気づくきっかけにもなります。

歯みがき方法を指導する

磨き残している場所がわかったら、その部分をきれいにするための磨き方をお伝えします。歯ブラシを当てる位置や動かし方などを、実際の口の中に合わせて確認していきます。

歯みがきでは、歯垢が残りやすい場所に歯ブラシの毛先をきちんと当てることが大切です。歯の表側だけでなく、裏側や奥歯の噛む面、歯と歯ぐきの境目なども意識して磨きます。

また、必要に応じて歯ブラシの選び方について説明したり、歯と歯の間を清掃するデンタルフロスや歯間ブラシの使い方をお伝えしたりします。

歯みがきを実践する

歯みがきの方法を説明したあと、患者さん自身が歯ブラシを持ち、実際に磨きながら確認する場合があります。説明を聞くだけでなく、自分で歯ブラシを動かすことで、自宅での歯みがきにも取り入れやすくなります。

実践する際は、歯ブラシを当てる場所や毛先の向き、動かし方などを一緒に確認します。鏡を見ながら磨けば、毛先が狙った場所に当たっているか自分でも確かめられます。

ブラッシング指導を受けるメリット

ブラッシング指導を受けるメリット

ブラッシング指導によって毎日のセルフケアを見直すことは、口腔内を清潔に保つうえで重要です。ここでは、主なメリットを解説します。

むし歯や歯周病の予防につながる

ブラッシング指導を受けると、自分が磨き残しやすい場所がわかり、普段の歯みがきで意識しやすくなります。

歯垢には多くの細菌が含まれており、むし歯や歯周病を引き起こす原因になります。歯垢はうがいだけでは十分に落とせないため、歯ブラシなどを使って取り除くことが大切です。

特に、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間などは、歯垢が残りやすい場所です。ブラッシング指導で自分の磨き残しを知り、毛先の当て方や清掃方法を見直すことで、毎日のむし歯・歯周病予防に役立てられます。

口臭の予防につながる

口臭の多くは口の中に原因があり、舌に付着する舌苔や歯周病などが主な原因として挙げられます。特に歯周病では、口臭が強くなることがあります。

ブラッシング指導を受け、歯垢が残りやすい場所を意識して磨けるようになることは、歯周病の予防につながります。その結果、歯周病による口臭を防ぐことにもつながります。

ただし、口臭には舌苔など歯周病以外の原因もあります。歯みがきを続けても口臭が気になる場合は、歯科医院で原因を確認してもらいましょう。

歯の着色汚れの防止につながる

コーヒーやお茶などの色素は、歯の表面に付着して着色汚れになることがあります。日頃から歯の表面に付いた汚れを歯みがきで落とし、清潔な状態を保つことが着色汚れの予防につながります。

ブラッシング指導では、歯ブラシが当たりにくい場所を確認しながら、毛先の当て方や動かし方を身につけます。これまで十分に磨けていなかった部分にも歯ブラシを当てられるようになるため、歯の表面に汚れが残るのを防ぎやすくなります。

自分に合った歯みがき方法を知ることができる

歯並びや歯ぐきの状態は一人ひとり違うため、同じように歯を磨いても、歯垢が残りやすい場所は人によって異なります。

ブラッシング指導では、実際の口の中を確認しながら、どこを意識して磨けばよいのか、歯ブラシをどのように当てればよいのかをお伝えします。

歯と歯の間や歯が重なっている部分など、歯ブラシだけでは磨きにくい場所があれば、必要に応じてデンタルフロスや歯間ブラシなどの使い方も確認します。

自分の口の中に合わせた磨き方を知ることで、普段の歯みがきで注意する場所がわかりやすくなります。

口腔内への関心が高まる

ブラッシング指導を受けることで、これまで何となく行っていた歯みがきから、自分の歯や歯ぐきの状態を意識した歯みがきへと変えるきっかけになります。

たとえば、自分が磨き残しやすい場所を知ると、毎日の歯みがきでも「この部分は丁寧に磨こう」と意識しやすくなります。また、歯ぐきの赤みや腫れ、出血など、口の中の小さな変化にも目を向けるきっかけになります。

自宅で歯みがきをするときのポイント

自宅で歯みがきをするときのポイント

毎日の歯みがきでは、歯ブラシを動かすだけでなく、歯垢が残りやすい場所を意識して磨くことが大切です。ここでは、自宅で歯を磨くときに意識したい4つのポイントをご紹介します。

歯ブラシの毛先を磨く場所にしっかり当てる

歯みがきでは、歯ブラシをただ動かすのではなく、汚れを落としたい場所に毛先をきちんと当てることが大切です。毛先が届いていなければ、時間をかけて磨いても歯垢が残ることがあります。

歯の表側や裏側、奥歯の噛む面に加えて、歯と歯ぐきの境目にも毛先を当てて磨きましょう。特に奥歯や歯が重なっている部分は、歯ブラシの毛先が届きにくい場所です。鏡を見ながら歯ブラシの位置を確認し、磨きたい場所に毛先を当ててから、小さく動かして磨きましょう。

デンタルフロスや歯間ブラシを使う

歯と歯の間は歯ブラシの毛先が入りにくく、歯ブラシだけでは歯垢が残ることがあります。そのため、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを使い、歯と歯の間も清掃しましょう。

歯と歯のすき間が狭い部分にはデンタルフロス、すき間がある部分には歯間ブラシを使います。特に歯間ブラシは、すき間に合ったサイズを選ぶことが大切です。

どの清掃用具を使えばよいのかわからない場合や、歯間ブラシのサイズがわからない場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。

やさしい力で磨く

歯垢をしっかり落とそうとして、歯ブラシを強く押し当てる必要はありません。力を入れすぎると毛先が広がるだけでなく、歯や歯ぐきに負担をかけることがあります。

歯を磨くときは、歯ブラシの毛先を磨きたい場所に当て、軽い力で小刻みに動かしましょう。力加減がわからない方や、つい力を入れて磨いてしまう方は、ブラッシング指導を受ける際に歯ブラシの持ち方や力の入れ方を確認してもらうとよいでしょう。

磨く順番を決める

歯みがきは、毎回同じ順番で進めると磨き忘れを防ぎやすくなります。思いついた場所から磨くのではなく、あらかじめ順番を決めておきましょう。

たとえば、上の歯の表側を右から左へ磨いたら、次は裏側を同じように磨き、そのあと下の歯へ移ります。このように順番を決めておくと、歯の表側や裏側、噛む面などを一つずつ確認しながら磨けます。

まとめ

ブラッシングのイメージ

ブラッシング指導では、歯や歯ぐきの状態、磨き残している場所などを確認したうえで、一人ひとりの口の中に合わせた歯みがきの方法をお伝えします。必要に応じて歯垢の染め出しを行うため、自分では気づかなかった磨き残しを知るきっかけにもなります。

毎日の歯みがきでは、歯ブラシの毛先を磨きたい場所にきちんと当て、やさしい力で動かすことが大切です。歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシも活用しましょう。また、磨く順番を決めておくと、磨き忘れを防ぎやすくなります。

ブラッシング指導を受けて自分の磨き方を見直し、自宅でのケアに取り入れることは、むし歯や歯周病の予防につながります。毎日磨いていても磨き残しが気になる方や、自分に合う磨き方がわからない方は、歯科医院で相談してみましょう。

お口の健康を守りたいとお考えの方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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