2026年10月10日

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
虫歯が進行して歯を大きく削った場合や、歯の神経を取る治療を行った後、歯の補強や見た目の回復を目的として被せ物(クラウン)が使用されます。被せ物は、歯の寿命を延ばし、噛む機能や審美性を保つために重要な役割を果たします。
ただし、被せ物にはさまざまな種類があり、素材によって見た目・耐久性・費用が大きく異なります。自分に合ったものを選ぶためには、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
今回は、被せ物の種類と、それぞれの特徴について解説します。どの被せ物を選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次

被せ物は、種類によって見た目の自然さや耐久性に違いがあります。ここでは、代表的な被せ物の種類とそれぞれの特徴、費用の目安について解説します。
保険診療の被せ物には、以下のような種類があります。
銀歯は、金銀パラジウム合金を使った被せ物で、長年使われてきました。硬く、噛む力の強い奥歯に使用されることが多い素材です。
ただし、長期間使用すると、金属イオンが溶け出し、金属アレルギーの症状や、歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)を引き起こすリスクがあります。金属色が目立つため見た目の違和感が大きく、笑ったときや口を開けたときに銀色が気になる方もいるでしょう。
銀歯の費用の目安は、3割負担の場合で1本あたり3,000円〜5,000円程度です。
硬質レジン前装冠は、金属の裏打ちの上にレジン(歯科用プラスチック)を貼り付けた被せ物です。表面は白いため、一見すると自然な仕上がりに見えますが、時間の経過とともに変色しやすいという特性があります。
また、内側は金属のため、金属が透けて見えることもあります。強度は高いため、前歯にある程度の噛む力がかかっても耐えられますが、審美性を重視する方には物足りないかもしれません。費用の目安は、3割負担の場合5,000円〜8,000円程度です。
CAD/CAM冠とは、コンピューター制御によって作製される被せ物です。レジンとセラミックを混ぜたハイブリッドセラミックでできています。従来のレジンに比べて耐久性があり、奥歯にも使用できます。
金属を含まないため、銀歯や硬質レジン前装冠のように金属アレルギーを引き起こす心配もありません。セラミックと比べるとやや色調の自然さや透明感は劣りますが、白い被せ物を入れたいけれどコストを抑えたい、という場合によく選ばれる素材です。
費用は、3割負担で6,000円〜9,000円程度となることが多いです。
以下に、自費診療で使われる被せ物について紹介します。
オールセラミックは、透明感があり、天然歯に近い色合いを再現できる素材です。金属を一切使わないため金属アレルギーの心配がありません。審美性が高く、特に前歯の治療に選ばれることが多いです。
銀歯の場合は経年劣化により歯との間に隙間ができ、細菌が入り込んで虫歯が再発するリスクが高いとされていますが、オールセラミックは経年劣化しにくく、隙間ができにくい素材です。そのため、虫歯になるリスクが低いとされています。
ただし、強い力が加わると割れやすいため、奥歯など噛み合わせが強い部位ではあまり使われていません。費用は歯科医院によって異なりますが、1本あたり10万円から18万円程度が目安とされています。
e-max(イーマックス)は、オールセラミックの中でも強度と審美性の高い素材です。ガラスセラミックを主成分としており、透明感が高く、割れにくいことから、前歯から奥歯まで幅広く使用されています。
ただし、奥歯ほど強度は高くなく、歯ぎしり・食いしばりをしたり、硬いものを噛んだりすると割れるリスクがあります。費用は1本あたり10万円〜18万円程度が目安です。
ジルコニアは硬く、割れにくい性質を持つ白いセラミック素材です。強い力がかかる奥歯の治療や、歯ぎしり・食いしばりがある方の治療によく使用されています。オールセラミックと同様に金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがなく、金属イオンによって歯茎が黒ずむ心配もありません。
ただし、オールセラミックと比べると透明度は低いため、前歯よりも奥歯に使用されることが多いです。費用の相場は、10〜20万円程度です。
メタルボンドは、金属のフレームの上にセラミックを焼き付けた被せ物です。内側に金属を使うことで強度と耐久性を確保でき、外側には美しいセラミックを使うことで、見た目にも配慮されています。
噛む力が強くかかる奥歯にも対応できるため、見た目の自然さを求めつつ、耐久性も重視したい場合に使われています。
ただし、金属を使用しているため、金属アレルギーがある方は使用できません。費用の目安は、7〜15万円程度です。

被せ物は種類が多いため、自分に合ったものを選ぶのは簡単ではありません。ここでは、被せ物を選ぶ際のポイントを解説します。
前歯や口を開けたときに見える歯に関しては、見た目の印象がとても大切です。自然な白さや透明感を重視したい方には、オールセラミックやジルコニアセラミックのような審美性に優れた素材が選ばれる傾向があります。
特にオールセラミックは、周囲の天然歯ともなじみやすく、笑ったときの印象が自然になりやすいです。
一方で、見た目よりも費用や耐久性を重視したい場合は、メタルボンドや銀歯などの素材を選ぶのもひとつの方法です。
被せ物の強度は、噛む力のかかりやすい奥歯にとって重要な要素です。金属製の被せ物は耐久性が高く、長期間使用しても破損しにくいというメリットがあります。ジルコニアも強度に優れており、見た目と耐久性の両立を図れます。
ただし、あまりに硬すぎる素材は、噛み合う歯に負担をかける場合があるため、噛み合わせの状態を考慮したうえで選ぶことが必要です。
金属アレルギーのある方や、過去に金属によるトラブルを経験した方は、素材選びにより注意が必要です。保険適用で使用される銀歯や硬質レジン前装冠には金属が含まれているため、口腔内だけでなく、身体にもアレルギー症状が現れることがあります。
オールセラミックやジルコニアは、金属を一切含まないため、金属アレルギーのリスクがなく、安心して使用できます。アレルギーをお持ちの方や、将来的な健康リスクを考慮したい方には、メタルフリーの素材が推奨されます。
被せ物を長持ちさせるには、日々の丁寧なケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。歯磨きのしやすさやプラークの付着しにくさ、歯と被せ物の境目の適合精度は素材によって異なります。
ジルコニアやオールセラミック、e-maxといったセラミック素材は汚れが付きにくく、適合性も高いため、虫歯や歯周病の再発リスクを抑えられます。
銀歯などの金属冠は、長期間の使用で変色や劣化が進みやすく、見た目だけでなく虫歯の再発リスクも高くなるため、こまめなケアが必要です。素材の性質によって、虫歯のリスクが変わるため、将来的な再治療の可能性も考えたうえで素材を選びましょう。

被せ物の種類は多岐にわたり、それぞれ異なる特徴を持っています。見た目や耐久性、費用などのバランスを考慮し、自分に合った素材を選ぶことが大切です。
保険が適用される銀歯やCAD/CAM冠は経済的ですが、審美性では劣る面もあります。一方で、オールセラミックやジルコニアなどの自費の被せ物は見た目や機能性に優れており、自然な仕上がりが期待できます。
治療する歯の位置や生活スタイル、予算などを踏まえ、歯科医師と十分に相談しながら選択することで、長く快適に使える被せ物を見つけられるでしょう。
歯の被せ物を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

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