歯のコラム

インビザラインで出っ歯の治療はできる?治療法や費用まで詳しく解説!

2024年7月6日

出っ歯の人

こんにちは。東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

「インビザラインで出っ歯の治療はできるの?」「インビザラインでの出っ歯治療について詳しく知りたい」と考えている方はいませんか。出っ歯は見た目にコンプレックスを抱きやすいだけでなく、放置するとお口や体の健康を損なうリスクがあります。

今回は、出っ歯になる原因やインビザラインで出っ歯を治療するメリット・デメリット、治療期間や費用などについて解説していきます。

出っ歯になる原因

出っ歯のイメージ

まずは、出っ歯になる原因を確認しましょう。

それぞれ解説していきます。

遺伝

出っ歯の原因の一つに、遺伝があります。家族に出っ歯の方がいる場合、子どもも出っ歯になる可能性が高くなります。

歯並びそのものが遺伝するわけではありませんが、顎の骨格や歯の形・大きさは遺伝します。そのため、前歯が前方に突出しやすくなるのです。

口周りの癖

幼少期に身についた癖の影響で、後天的に出っ歯になることもあります。

代表的な癖は上記で、口元に悪い影響を与える癖のことを口腔悪習癖といいます。口周りの癖が続くと、指や舌の力が前歯に加わり、前方に前歯を傾けさせることがあるのです。

出っ歯をそのままにすると

出っ歯を放置して虫歯になった人

出っ歯を治療せずそのままにしておくと、以下のリスクが考えられます。

一つずつ解説していきます。

虫歯や歯周病になりやすい

出っ歯の場合、口を自然に閉じるのが困難なことがあります。意識しないと口を完全に閉じられなかったり、気づくと口が開いていたりするケースが多いです。

口が開いている時間が多くなると、口内が乾燥します。唾液には口内の汚れを洗い流したり細菌の増殖を抑制したりする働きがあるため、口内の潤いが不足すると虫歯や歯周病のリスクを高める恐れがあるのです。

感染症にかかりやすい

出っ歯が原因で口が閉じられないと口呼吸になり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることがあります。鼻呼吸の場合は、鼻毛や鼻の粘膜がほこりやウイルスを直接体内に入れないよう、フィルターの役割を果たしています。

しかし、口呼吸ではフィルターの役割をするものがないため、細菌やウイルスが直接体内に入り込む可能性が高まるのです。また、口呼吸によって唾液の分泌が減り口内が乾燥すると、細菌が増殖しやすい環境になります。そのため、さらに感染症のリスクを高めるでしょう。

前歯を怪我しやすい

出っ歯の方は、そうでない方に比べると前歯が前方に突出しているため、前歯や唇を怪我しやすいです。転んだ時やスポーツで人と衝突した時など、強く前歯をぶつけると前歯が欠けたり折れたりするかもしれません。

歯を大きく損傷すると、神経の治療をしなければいけなくなるケースもあるでしょう。最悪の場合、歯を失うこともあります。

奥歯や消化器官に負担がかかる

出っ歯の状態では噛み合わせが悪いため、前歯で食べ物を噛み切ることが難しいです。奥歯に負担がかかりやすかったり、食事を細かく咀嚼できないまま飲みこむことで消化器官にも負担がかかったりします。

胃や腸に負担がかかり、消化不良や胃もたれ、腹痛などの問題を引き起こすことがあるでしょう。

インビザラインで出っ歯の治療はできる?

インビザラインで出っ歯は治療できるか考えている人

前歯の傾きが原因の軽度の出っ歯であれば、インビザラインで治療できる可能性が高いです。

しかし、重度の出っ歯の場合や骨格が原因の出っ歯の場合は、インビザラインのみでは治療が難しいでしょう。より強い力のかけられるワイヤー矯正や、外科治療が必要になるケースが多いです。

インビザラインで出っ歯を治療するメリット

インビザラインで出っ歯を治療するメリットイメージ

インビザラインで出っ歯を治療するメリットは、以下のとおりです。

それぞれ解説していきます。

矯正装置が目立ちにくい

従来のワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットやワイヤーを取り付けるため、見た目が気になるという人も少なくありません。

しかし、インビザラインでは透明で薄いマウスピースを使用します。目立ちにくいため、見た目を気にせず生活できるメリットがあります。インビザラインであれば、人前で話す機会が多い方や「周りに気づかれずに歯列矯正をしたい」と考える方でも挑戦しやすいでしょう。

着脱が可能

インビザラインのマウスピースは、患者さまご自身で簡単に着脱ができます。1日に20〜22時間以上装着する必要がありますが、食事と歯磨きはマウスピースを外して行えるのです。

そのため、食事内容を変えたり、矯正器具に食べかすが詰まるのが気になったりすることもありません。歯磨きやフロスを通常通り行えるため、口内を清潔に保ちやすいでしょう。

また、特別なイベントやスポーツの際にも一時的に取り外すことができます。ライフスタイルに合わせて柔軟に対応できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

痛みや違和感が少ない

インビザラインは、段階ごとにマウスピースを交換しながら徐々に歯を動かしていく矯正方法です。ワイヤー矯正のように強い力をかけず、弱い力でゆっくり歯を移動させます。そのため、痛みがワイヤー矯正に比べて少ないといわれています。

また、インビザラインは患者さまの歯にフィットするようにオーダーメイドで作成されるため、装着した時の違和感も少ないでしょう。マウスピースの交換時に多少の痛みや違和感が生じることはありますが、歯が動いている証拠であり、基本的には数日で慣れます。

インビザラインで出っ歯を治療するデメリット

インビザラインで出っ歯を治療するデメリットイメージ

インビザラインで出っ歯を治療するデメリットも存在します。

それぞれ解説していきます。

対応できる症例が限定的

インビザライン矯正は軽度から中等度の出っ歯の治療には効果的ですが、重度の出っ歯の治療はインビザラインだけでは難しいです。

インビザライン矯正だけでは治療できない際は、他の矯正装置を併用する必要があり、治療計画が複雑になることがあります。特に、顎の骨格に問題がある場合には、外科的な治療が必要になる可能性が高いでしょう。

「インビザラインで治療したい」という希望があっても、歯科医師が実際にお口の状態を診察すると、適応症例の範囲が広いワイヤー矯正のほうが合っているケースもあるでしょう。

マウスピースの自己管理が必要

患者さまご自身でマウスピースの着脱ができることは便利な反面、マウスピースの自己管理をしなければいけない手間があります。歯をしっかり動かすためには、1日の装着時間を守る必要があるのです。

装着時間が足りなければ、治療計画通りに歯が動かず満足のいく仕上がりにならなかったり、治療期間が延びたりする可能性が高まるでしょう。

また、マウスピースを外したときは専用のケースに入れてなくさないように保管したり、装置が不衛生にならないようにケアを行ったりする必要もあります。他にも、マウスピースの交換時期など、インビザラインには気をつけなければいけないことがいくつかあります。

自己管理をしっかりできない方は、固定式のワイヤー矯正のほうが向いているかもしれません。

インビザラインではどうやって出っ歯を治療する?

インビザラインのマウスピース

インビザラインでの出っ歯の治療方法は、抜歯をするかしないかで異なります。歯を歯列に並べるためのスペースが足りない場合は、抜歯が必要です。

抜歯をする場合は一般的に前から4番目の歯を抜き、抜歯して空いたスペースに徐々に前歯を移動させます。抜歯をしなくても出っ歯が改善できる症例では、奥歯から少しずつ歯を後方へ移動させ、前歯を下げるためのスペースを作ります。

また、口内にスペースを作る方法には、抜歯以外にIPRと呼ばれる処置もあります。IPRでは、歯の側面を少量削ります。抜歯ほど大きなスペースは作れませんが、症状が軽度な場合は健康な歯を抜かずに治療できるというメリットがあります。

健康な歯を抜歯することに抵抗がある方は多いですが、抜歯せずに無理に歯並びを整えようとすると、噛み合わせが乱れたり歯並びが綺麗に整わなかったりする可能性があります。

インビザラインで出っ歯を治療する場合の期間

インビザラインで出っ歯を治療する場合の期間イメージ

出っ歯をインビザラインで治療する場合の治療期間は症状によって異なりますが、全体矯正の場合、一般的に1〜3年程度です。前歯だけの部分矯正であれば半年〜1年程度で治療が完了することもあります。

ただし、マウスピースの装着時間を守らなかったり、虫歯ができて治療を中断したりした場合には、治療期間が延びる可能性があります。

インビザラインで出っ歯を治療する場合の費用

インビザラインで出っ歯を治療する場合の費用イメージ

インビザラインは保険が適用されない自由診療のため、歯科医院によって費用が異なります。一般的には全体矯正で50〜100万円程度、部分矯正だと30〜60万円程度でしょう。

診断料や検査料、毎月の調整料が別でかかる歯科医院もあれば、調整料など込みの金額を提示している歯科医院もあります。歯科医師に費用についてしっかり確認し、納得したうえで治療を開始することが大切です。

まとめ

インビザラインで出っ歯の治療をした人

出っ歯になる原因は、先天的なものと後天的なものがあります。出っ歯になると虫歯や歯周病のリスクが高まったり、前歯を怪我しやすくなったりする恐れがあります。出っ歯が原因で大切な歯を失わないためにも、歯列矯正で整えることが大切です。

目立ちにくく着脱可能なインビザライン矯正は、症状によっては出っ歯の治療が可能です。

インビザラインには対応できる症例とできない症例がありますので、出っ歯に悩みを抱える方は一度歯科医院で相談してみてください。

インビザラインを検討されている方は、東京都千代田区、「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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