歯のコラム

セラミックの歯が割れた!原因と対処法、予防法と放置リスクの解説

2025年1月4日

割れたセラミックの歯

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

セラミック歯は耐久性があり、割れるリスクが低い素材です。

しかし、セラミック歯が割れる可能性は少なからずあります。万が一、セラミック歯が割れてしまうと見た目だけでなく、虫歯や歯周病になるリスクも高まるため注意が必要です。

本記事では、セラミック歯が割れる原因や適切な対処法、割れないための予防策について解説します。

セラミックの歯が割れる原因

セラミックの歯が割れる原因として歯ぎしりをしている女性

セラミック歯は見た目の美しさと耐久性を兼ね備えていますが、適切に扱わないと割れてしまうことがあります。ここでは、セラミック歯が割れる主な原因を解説します。

強い衝撃が加わった

セラミックは歯と同等の硬さがあり耐久性が高い素材です。

しかし、衝撃には弱いという性質があります。転倒や事故で歯に直接衝撃が加わると割れることがあるのです。また、噛み合わせが変化して、セラミック歯に過度な力が集中すると、セラミック歯が割れる原因になります。

硬い食べ物を噛んだ

上述したとおり、セラミックは衝撃に弱いという性質があります。そのため、硬い食べ物を噛んだ際に衝撃で割れる可能性があるでしょう。せんべいや氷などの硬いものを食べる際は、セラミック歯で噛むのを避けるなど衝撃が加わらないように工夫する必要がります。

歯ぎしりや食いしばりの癖

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、セラミック歯に過度な負荷がかかります。慢性的に強い負荷がかかるため割れるリスクが高まるでしょう。歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は、歯科医師に相談して専用のマウスピースを装着するなどの対策が必要です。

不適切なケアやメンテナンス不足

セラミック歯は天然歯と同様に、しっかりとケアを行う必要があります。硬いブラシや粗い研磨剤入りの歯磨き粉を使うと、表面が傷付き強度が低下する原因になります。

また、セラミック歯自体は虫歯になりませんが、ケアを怠ると土台となる天然の歯が虫歯になるリスクはあります。セラミックの土台となる天然の歯に虫歯が広がると、土台ごと歯が割れるリスクがあるのです。

セラミックの歯が割れたときの対処法[応急処置]

セラミックの歯が割れたときの応急処置に歯磨きで口腔内を清潔に保つ女性

セラミック歯が割れると、見た目や噛む機能に影響を与えるだけでなく、不快感や痛みを伴うことがあります。セラミック歯が割れた際には、適切に応急処置をおこない、速やかに歯科医院を受診しましょう。以下に、セラミック歯が割れた際の応急処置方法を解説します。

割れた破片は保管する

セラミック歯の破片が手元にある場合は、清潔な容器に入れて保管しましょう。歯科医院での治療時に役立つことがあります。破片が小さい場合でも、なるべく保管して持参してください。

お口の中を清潔に保つ

割れたセラミック歯の周囲は汚れや食べカスが残りやすくなります。汚れが溜まると、細菌感染しやすい環境になるため、歯茎の炎症や虫歯のリスクが高まるでしょう。

歯科医院を受診するまでの間は、割れた部分を傷つけないよう、柔らかい歯ブラシで優しく清掃して清潔な状態を保つようにします。

硬い物は食べない

割れたセラミック歯に負荷をかけると、さらに割れてしまう可能性があります。歯科医院を受診して確認してもらうまでの間は、硬い食べ物や粘着性のある食べ物はセラミック歯で噛まないようにしましょう。

セラミックの歯が割れたときの対処法[治療方法]

セラミックの歯が割れたときの治療方法イメージ

セラミック歯が割れた場合、損傷の程度や原因によって適切な治療法が異なります。以下に、セラミックが割れた際の治療法をご紹介します。

セラミック歯を再製作する

セラミックが大きく割れた場合は、新しいセラミック歯を作製する必要があります。歯型を取り、新しいセラミック歯を作製して装着します。噛み合わせなどが原因で割れた場合は、その点も考慮して新製するため、耐久性に優れたものができるでしょう。

他の素材に変更する

セラミックの歯には、オールセラミックやe-max、メタルボンドなど、さまざまな種類があります。歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせが原因でセラミックが割れてしまった場合は、素材を変更して再作製することがあります。

セラミックのなかでもジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど丈夫な素材です。他のセラミック素材と比較して欠けにくい素材なのでセラミック歯が割れた場合は、ジルコニアなど口内の環境に合った他の素材に変更することを検討する場合があります。

セラミックの歯が割れた場合の費用と保証

セラミックの歯が割れた場合の費用と保証イメージ

セラミック歯が割れた場合の治療にかかる費用や保証の適用範囲について気になっている方も多いでしょう。以下に、セラミック歯が割れたときの費用と保証について解説します。

セラミック歯の交換にかかる費用

セラミック歯を新しく作製する場合にかかる費用は、1本あたり5万〜15万円ほどが相場になります。ご自身の歯も割れてしまい、根管治療などが必要になった場合には追加で費用がかかるでしょう。

セラミック歯の保証の適用範囲

多くの歯科医院では、セラミック治療に一定期間の保証制度を設けています。保証期間は歯科医院によって異なりますが1〜5年程度であるケースが多いです。保証期間内に日常生活で割れた場合は、無償または一部負担で再治療を受けられるでしょう。

一方、事故など強い衝撃を受けて割れた場合や定期メンテナンスを怠ったことが原因で割れた場合は保証の対象外になるケースがあります。保証が適用される条件は歯科医院ごとに異なるため、事前に確認しましょう。

セラミックの歯が割れるのを予防する方法

セラミックの歯が割れるのを予防するためマウスピースをする女性

セラミック歯は天然歯に近い見た目と高い耐久性が特徴ですが、割れてしまうリスクはあります。以下に、セラミック歯が割れるのを予防する方法をご紹介します。

硬い食べ物を避ける

セラミック歯は耐久性が高いですが、衝撃には弱いという性質があります。そのため、せんべいなどの硬いものを好んで食べる方は注意が必要です。前歯にセラミック歯が入っている方の場合、前歯で爪を噛むとセラミック歯に過剰な負荷をかけるためやめましょう。

定期メンテナンスを受ける

セラミック歯の状態を維持するために、歯科医院の定期メンテナンスに通うようにしましょう。噛み合わせの変化や摩耗などご自身が気づかない小さな変化も歯科医院を受診していれば早期に発見することができます。

トラブルを未然に防ぎながら、歯のクリーニングやブラッシング指導で歯周病や虫歯を予防することで、土台となる天然の歯の健康も守られるでしょう。

ナイトガードを使用する

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、セラミック歯に強い負担がかかります。強い負荷がかかるとセラミック歯が割れることがあるため、就寝時にナイトガードという専用のマウスピースを装着してリスクを軽減するようにします。

ナイトガードには、歯を保護する効果があるためセラミック歯以外の歯を守ることにも繋がるでしょう。

セルフケアをしっかりおこなう

セラミック歯は人工物のため虫歯になりませんが、歯磨きを怠ると土台となる天然の歯が虫歯になるリスクが高まります。そのため、しっかりと歯磨きをすることが大切です。セラミックの土台となる歯が虫歯になると、セラミック歯を外して治療する必要があります。

適切な歯磨きは、セラミック歯はもちろん周囲の歯の健康を保つために重要です。歯間ブラシやフロスなども活用して歯と歯の間や歯茎との境目に溜まる汚れもきれいに取り除きましょう。

セラミックの歯を割れたまま放置するとどうなる?

セラミックの歯を割れたまま放置して歯と歯茎が痛む女性

セラミック歯を割れたまま放置すると、審美性が劣る以外にも周囲の歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。割れた部分が尖った状態だと、頬や舌、唇などの粘膜を傷付け、痛みや炎症、細菌感染を引き起こす原因になりかねません。

また、欠けた状態で食事などをおこなうと他の歯に過度な負担がかかり、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れるリスクも高まるでしょう。

セラミック歯が大きく割れてしまった場合、土台部分が露出することで虫歯や感染症の原因になることもあります。土台部分の歯が欠けたり細菌に感染したりすると再治療が必要になる可能性が高くなるでしょう。

そのため、セラミック歯が割れた場合は放置せずに、早めに歯科医院を受診して適切な治療を受けることが重要なのです。

まとめ

セラミックの歯を治療し笑顔で仕事に向かう女性

セラミック歯に大きな衝撃や負荷が加わったり、ケアが不足していたりすると割れることがあります。万が一、セラミック歯が割れた場合は、早めに歯科医院を受診して適切な治療を受ける必要があります。

セラミック歯が割れるのを防ぐためには、しっかりとセルフケアを行うことが重要です。また、歯科医院を受診して定期的にチェックしてもらいましょう。

セラミック治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

▶︎ 医師紹介ページを見る

« »

神田橋デンタルオフィス

所在地 〒101-0047
東京都千代田区内神田1-2-2 小川ビル1F
電話番号 03-5283-6533