歯のコラム

セラミックの歯は何年もつ?寿命と長持ちさせるためのコツを解説

2025年6月7日

セラミックの歯

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

セラミックが人気を集めるのは、見た目の美しさだけではありません。寿命が長いこともセラミックの歯が人気である理由のひとつです。

しかし、お口の中の状態などによっては短期間で寿命を迎えることがあります。

今回は、セラミックの歯の種類ごとの寿命、寿命が短くなる要因、長持ちさせるためのコツについて解説します。

セラミックの歯の寿命

セラミックの歯の寿命イメージ

セラミックの歯の寿命は、お口の中の状態やメンテナンスの頻度などによって異なりますが、約10〜15年といわれています。自宅でしっかりとセルフケアを行い、定期的にメンテナンスを受けていれば、20年以上持つこともあるのです。

銀歯の寿命が3〜5年ほどといわれているため、セラミックの歯の寿命が長いことがわかっていただけるのではないでしょうか。

また、セラミック治療で使用される素材にはいくつか種類があり、それぞれわずかながら寿命が異なります。ここでは、セラミック治療で使用される素材ごとの寿命について詳しく解説します。

オールセラミック

オールセラミックとは、陶器と同じセラミックだけで作られた素材で、寿命は約10〜15年です。

透明感があるうえ、自分の歯に近い色味を再現できることから、口元の印象を左右する前歯に使用される傾向があります。奥歯にも使用できますが、衝撃が加わると破損することがある点には注意が必要です。

ジルコニア

ジルコニアは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど硬い素材で、寿命は約10〜15年です。審美性と耐久性を併せ持つため、前歯から奥歯まで幅広く使用できます。

ただし、非常に硬いため、噛み合わせの歯を傷つけることがある点には注意が必要です。

e-max

e-maxとは、ガラスセラミックスを強化した素材で、寿命は約10〜15年です。

透明感が高く、天然の歯のような見た目を再現できます。また、天然の歯と同じくらいの硬さのため、噛み合わせの歯が摩耗しにくいのも特徴です。そのため、審美性・耐久性のどちらも重視したい方に選ばれています。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックに歯科用プラスチックのレジンを混ぜ合わせた素材で、寿命は約7〜8年です。

ほかのセラミック素材よりも寿命が短いのは、レジンが混ざっていることで欠けたり割れたりすることがあるからです。また、経年劣化により、変形・変色するおそれもあります。

しかし、ほかのセラミック素材よりも費用を安く抑えられるため、コスト面を重視したい方に選ばれています。

メタルボンド

メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物で、寿命は8〜10年程度です。外側にはセラミックが使用されているため、天然の歯のような見た目を再現できます。

一方で、内側には金属が使われているため、金属アレルギーの症状が現れたり、歯茎が黒ずんだりするおそれがあります。

セラミックの歯の寿命に影響を及ぼす要因

セラミックの歯の寿命に影響を及ぼす要因を考える女性

セラミックの歯の寿命は約10〜15年と長いものの、トラブルがあれば短期間で寿命を迎えることがあります。ここでは、セラミックの歯の寿命に影響を及ぼす要因について解説します。

噛み合わせが悪化した

治療後に噛み合わせが悪化すると、自分の歯だけでなくセラミックの歯にも負担がかかります。

特に、噛み合わせが高すぎる場合、過度な負荷がかかり、セラミックの歯が破損することがあるのです。また、噛み合わせが悪い状態が長く続くと、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすこともあります。そのため、定期的に噛み合わせを確認してもらうことが大切です。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

歯ぎしり・食いしばりは無意識のうちに行われることが多いです。歯ぎしりや食いしばりをすると、歯に強い力がかかります。そのため、気付かないうちにセラミックの歯がすり減ったり破損したりすることも珍しくありません。

強い衝撃を受けた

セラミックの歯に強い衝撃が加わると欠けたり割れたりすることがあります。例えば、転倒して顔をぶつけたり、事故で強い衝撃を受けたりすると、セラミックの歯が破損することがあるのです。

接触の多い格闘技や球技なども注意が必要です。相手選手やボールが当たることで、歯や口元を負傷するおそれがあるでしょう。また、スポーツなどで踏ん張る際、無意識に強く噛みしめることでセラミックの歯を傷つけることもあります。

硬いものを噛んだ

セラミックの歯で硬いものを噛むことも寿命を縮める要因のひとつです。例えば、おせんべいやナッツなどの硬いものをセラミックの歯で噛むと負荷がかかって破損することがあります。

普段の食事で噛む程度であれば問題はありませんが、極端に硬いものを噛む際はセラミックの歯は避けるのがよいでしょう。

適合が悪くなった

セラミックの歯は、天然の歯にしっかりとフィットするように精密に作製されます。

しかし、接着剤の劣化や噛み合わせの悪化などで、適合が悪くなることがあるのです。セラミックの歯と天然の歯との間に隙間ができると、そこから細菌が入り込むことがあります。これによって、虫歯や歯周病になると、セラミックの歯が寿命を迎えることがあるのです。

お手入れが不足している

セラミックの歯の表面は非常になめらかで、汚れが付着しにくいです。

しかし、日々の歯磨きで汚れを落とせていないと、土台となる天然歯が虫歯や歯周病になるリスクが高まります。また、セラミックの歯が変色することもあるでしょう。

虫歯や歯周病を発症すると、セラミックの歯を外して治療しなければなりません。これによって、寿命を迎えることがあるのです。そのため、日々の歯磨きを丁寧に行い、定期的にメンテナンスを受けることが大切です。

セラミックの歯を長持ちさせるためのコツ

セラミックの歯を長持ちさせるためのコツを説明する歯科衛生士

セラミックの歯もご自身の歯と同様、寿命を短くする原因は口内トラブルであることがほとんどです。ここでは、セラミックの歯を長く使い続けるために大切なことを解説します。

しっかりとセルフケアを行う

セラミックの歯を長く使い続けるためには、しっかりとセルフケアを行うことが大切です。セラミックの土台となる歯が虫歯になると、寿命を迎えることになります。日々のセルフケアを丁寧に行い、口内を清潔に保つことができれば、虫歯・歯周病の予防につながります。

かための歯ブラシを使用するとセラミックの歯の表面に傷がつく可能性があるため、ふつうもしくはやわらかめの歯ブラシを使用して、やさしい力で磨いてください。また、歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使用して細かい部分に付着した汚れを落とすことも重要です。

専用のマウスピースを着用する

歯ぎしり・食いしばりは就寝時などの無意識のうちに行なわれていることが多く、改善が難しいです。歯ぎしりや食いしばりの際に加わる力は、普段の2〜5倍ともいわれています。

そのため、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、就寝時にナイトガードと呼ばれる専用のマウスピースを装着することが推奨されます。就寝時にナイトガードを装着し、歯ぎしりや食いしばりによって歯に加わる力を分散させることで、歯がすり減るのを防ぐことができます。

また、スポーツをする方は、スポーツ用のマウスピースの使用が推奨されます。どちらのマウスピースも歯科医院で作成可能ですので、気になる方は相談してみるとよいでしょう。

定期的にメンテナンスを受ける

セラミックの歯を長く使い続けるためには、定期的にメンテナンスを受けることも大切です。

毎日の歯磨きですべての汚れを落とすことは難しいといわれています。特に、歯と歯の間や歯と歯茎の境目には汚れが溜まりやすいです。これを放置すると、セラミックの土台となる歯が虫歯になったり、歯周病で歯茎が下がったりすることがあります。

歯科医院でのメンテナンスでは、歯のクリーニングを行います。専用の器具を使用して、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れも徹底的に除去するため、虫歯や歯周病の予防につながります。

また、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、お口の中を歯科医師にチェックしてもらうことで、何かトラブルが起こっていても早期に対処できます。セラミック治療後も、3ヵ月~半年に1回は歯科医院でメンテナンスを受けるのがよいでしょう。

まとめ

セラミックの歯を長持ちさせることができ喜ぶ女性

セラミックの歯の寿命は約10〜15年といわれています。適切にケアを行えば20年以上もつ場合もあるでしょう。

しかし、噛み合わせの悪化や歯ぎしり・食いしばり、強い衝撃により、短期間で寿命を迎えることもあります。

セラミックの歯を長持ちさせるためには、ふだんからしっかりとセルフケアを行い、定期的にメンテナンスを受けることが大切です。また、歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は、専用のマウスピースの着用を検討しましょう。

セラミック治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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