2025年12月20日

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
歯医者のクリーニングのなかでも、特に重要な処置の一つが歯石の除去です。
歯石は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が唾液中の成分と反応して石のように硬くなったもので、日々の歯磨きでは取り除けません。放置すると虫歯や歯周病の原因となるだけでなく、口臭や見た目の悪化にもつながるため、定期的なケアが欠かせません。
なかには「歯石って何?」「どうやって除去するの?」「取ったあとに注意すべきことは?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、歯医者で行われる歯石取りについて詳しく解説します。歯石取りの流れや処置後の注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次

歯石とは、歯の表面に蓄積されたプラーク(歯垢)が、唾液中のカルシウムやリンと反応して石灰化し、硬くなったものです。歯磨きが不十分な箇所に多く付着し、特に下の前歯の裏側や奥歯の外側などにできやすい傾向があります。
歯石には目に見える歯肉縁上歯石と、歯茎の下に潜んでいる歯肉縁下歯石の2種類があり、後者は特に歯周病のリスクを高めます。一度形成された歯石は、通常の歯ブラシや市販のケア用品では除去できず、歯科医院での専門的な処置が必要になります。
見た目の変化だけでなく、口腔内のトラブルの原因にもなるため、早めに取り除くことが大切です。

歯石はただの汚れではなく、放置するとさまざまなトラブルの原因になります。歯医者で定期的に歯石を取ることには、見た目だけでなく健康面でも多くのメリットがあります。
歯石は、歯の表面にこびりついた硬い汚れです。この歯石の周囲にプラーク(歯垢)が付着すると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病の原因になります。
特に歯周病は、歯ぐきの腫れや出血だけでなく、進行すると歯を支える骨まで溶かす怖い病気です。歯石が多く付いていると、その周囲に汚れがどんどんたまり、悪循環に陥ってしまいます。
歯医者で歯石をしっかり取り除くことで、細菌の住処がなくなり、虫歯や歯周病を効果的に防ぐことができます。
口臭の大きな原因のひとつが、口の中にたまった汚れや細菌です。歯石にはプラークが付着しやすく、これがにおいのもとになるガスを発生させるため、強い口臭の原因となります。とくに歯周病があると膿や血が混ざり、さらに不快なにおいを引き起こします。
歯科医院で歯石を取り除くことで、こうした細菌の温床を減らすことができるため、口臭の改善が期待できるのです。
歯石が付いたままだと、歯が黄ばんで見えたり、黒ずんだりして、口元の印象が悪くなります。特に前歯に歯石が見えると、不潔な印象を与えることもあるでしょう。
歯医者で歯石を除去することで、歯の本来の白さが戻り、見た目がぐっと明るくなります。また、歯の表面がツルツルになることで、汚れがつきにくくなり、清潔感もアップします。口元の印象が変わることで、笑顔にも自信が持てるようになるでしょう。
歯石が原因で進行する歯周病は、実は全身の病気とも関係しています。歯周病の細菌が血管に入り込むと、心臓病や糖尿病、脳梗塞などのリスクを高める可能性があるといわれています。特に高齢の方では、誤嚥性肺炎の原因にもなるため注意が必要です。
歯医者で定期的に歯石を取り除くことは、口の中を清潔に保つだけでなく、体全体の健康を守ることにもつながります。

実際に歯科医院で歯石を除去する際には、どのような手順で行われるのでしょうか。一般的な流れを知っておくことで、不安を軽減し、安心して受診することができます。
最初に行うのは、口の中のチェックです。歯や歯ぐきの状態、歯石の付き具合、歯周ポケットの深さなどを確認します。必要に応じてレントゲンを撮ることもあります。
これらの情報をもとに、どのような処置が必要かを判断し、患者さんに合わせたケアの計画を立てます。初めの診察は、正しい治療を行うための大切なステップです。
専用の器具や超音波スケーラーを使って、歯にこびりついた歯石を取り除く処置です。歯の表面だけでなく、歯ぐきの中に隠れている歯石も丁寧に除去します。スケーリングは、歯周病の予防と改善に欠かせない重要な工程です。
歯石を取り終えたあとには、歯の表面を専用の器具と研磨剤で磨くポリッシングを行います。この処置によって歯の表面がツルツルになり、汚れや着色がつきにくくなります。見た目の印象も明るくなり、爽快感が得られるのも特徴です。
定期的にクリーニングを受けることで、きれいな状態を長く保つことができます。
必要に応じて、虫歯予防のためにフッ素を歯の表面に塗布します。フッ素には歯の表面を強くし、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。特に歯のエナメル質が弱い方や、虫歯になりやすい方には推奨される処置です。
フッ素塗布は数分で終わり、子どもから大人まで安心して受けられる安全な予防処置です。
最後に、自宅での歯磨きやケア方法についての指導を受けます。歯の磨き方、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方などを丁寧に教えてもらえるので、日々のケアの質が高まります。自分に合ったセルフケアを実践することで、歯石の再付着を防ぎ、歯の健康を長く保つことができます。

歯石を取り除いた直後の口の中は、敏感でデリケートな状態になっています。しっかりと効果を保つためにも、処置後はいくつか注意すべきポイントがあります。
歯石除去のあとは、歯や歯ぐきが一時的に敏感になっているため、刺激の強い飲食物は避けるのが望ましいです。たとえば、辛いものや熱すぎるスープ、冷たい飲み物、酸味の強い柑橘類などは、しみたり違和感を覚えたりすることがあります。
そのため、1〜2日はやわらかくて刺激の少ない食事を心がけましょう。優しい食事で口内の回復をサポートすることが大切です。
歯石除去のあとに喫煙をすると、歯ぐきの血流が悪くなり、傷ついた部分の治りが遅くなるおそれがあります。また、タバコの成分は再び歯石や着色汚れを付きやすくするため、せっかくきれいにした口の中が台無しになる可能性もあります。
できれば処置後すぐの喫煙は控え、少なくとも数日は我慢するのが理想です。これを機に、禁煙を検討するのもよいでしょう。
歯医者で歯石を取り除いても、日々のケアを怠るとまたすぐに歯垢がたまり、再び歯石が付着する可能性があります。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも活用して、細かい部分まで清掃することが大切です。特に就寝中は細菌が繁殖しやすいため、寝る前はしっかりと磨くようにしましょう。毎日のセルフケアを続けることで、きれいな状態を保ち、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
歯石はどうしても時間とともに再び付着するため、3〜6ヶ月に1回のペースで定期検診を受けるのが理想です。
歯科医院では、歯や歯ぐきの状態をチェックし、必要に応じてクリーニングを行います。自覚症状がなくても、トラブルの早期発見・予防につながるため、定期的な通院を習慣にすることが大切です。
歯石除去後に強い痛みや出血、腫れが続く場合は、自己判断せず早めに歯科医院を受診しましょう。通常、処置後の違和感は数日でおさまりますが、症状が長引くときは何らかの問題が隠れている可能性があります。
早期に対応すれば大きな治療が必要になる前に対処できますので、気になることがあれば迷わず相談することが大切です。

歯石は歯の表面にたまった汚れが硬くなったもので、虫歯や歯周病、口臭など多くのトラブルを引き起こす原因になります。
見た目にも影響が出やすく、自分では取り除けないため、定期的に歯科医院でのケアを受けることがとても大切です。歯石を取り除くことで口の中が清潔になり、口内を健康な状態に保ちやすくなります。
また、歯石除去の効果を長く保つためには、毎日の丁寧な歯磨きや定期的なメンテナンスも欠かせません。口の中の健康は全身の健康維持にもつながります。日々のセルフケアと歯科でのプロのサポートを上手に組み合わせて、良い状態を維持しましょう。
お口の健康を守りたいとお考えの方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
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