2025年11月8日

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
矯正治療では、必要に応じて歯を削る処置が行われることがあります。歯を削ると聞くと不安に感じる方も少なくありませんが、これは安全で計画的に行われる重要なプロセスの一つです。
今回は、矯正治療においてなぜ歯を削るのか解説します。歯を削るメリット・デメリットや削る際の方法、注意点についても解説しますので、矯正治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次

矯正治療において歯を削るのは、単なる見た目を整えるだけでなく、噛み合わせや歯の位置関係を整えるためにも重要な役割を果たします。以下では、具体的な理由を詳しく見ていきましょう。
矯正治療の目的の一つは、歯を理想的な位置に移動させて歯並びを整えることです。
しかし、もともと顎のサイズに対して歯が大きすぎると、歯を動かすためのスペースが不足してしまいます。このような場合、歯をわずかに削ることで空間をつくり、歯列全体を無理なく整えることが可能になります。
この処置は、ディスキングと呼ばれ、隣り合う歯と歯の間を少しだけ削る技術です。これにより、歯を抜くことなくスペースを確保し、自然な歯並びを目指すことができるのです。
矯正治療は機能性の向上に加えて、審美的な要素も重視されます。特に前歯は笑ったときや会話の際によく見えるため、わずかな歯の大きさの違いや傾きでも印象が変わることがあります。
このような場合、歯を削ることで歯の幅や形を調整し、見た目の美しさを追求することが可能です。例えば、左右の前歯の大きさが異なる場合には、片方を少し削ってバランスを取ることで、より整った印象になります。
審美的な満足度は矯正治療の成功に大きく影響するため、こうした微調整はとても重要です。
矯正治療では、見た目だけでなく機能的な噛み合わせの改善も重要な目的の一つです。噛み合わせが悪いと、食事の効率が悪くなったり、顎関節に負担がかかったりすることがあります。特に上下の歯が適切にかみ合わない不正咬合は、歯の磨耗や歯周病の原因にもなり得ます。
歯を削ることで、歯の接触面を微調整し、上下の歯が自然に噛み合うようにすることができます。たとえば、奥歯の高さを調整したり、前歯の角度を整えたりすることで、咀嚼機能の向上が期待されます。
これは、顎や筋肉への負担軽減にもつながり、長期的な口腔の健康維持にも寄与します。

歯を削る処置には不安を感じる方も多いかもしれませんが、適切に行うことで多くのメリットが得られます。以下では、その代表的な利点について詳しく解説します。
歯を削ることでスペースが確保されると、歯の移動がよりスムーズに進みやすくなります。これは、無理な力をかけずに歯を理想の位置へ導けることを意味します。特に歯を抜かずに矯正を行う場合、削る処置は必要不可欠となることもあります。
矯正治療後に歯が元の位置に戻ってしまう後戻りは、多くの患者さんが気にするポイントです。歯と歯の間に余計な力が加わっている場合、後戻りを起こすリスクが高くなります。
歯を適度に削ってスペースを確保することで、歯が自然に並ぶための余地が生まれ、後戻りしにくい安定した状態を保ちやすくなります。これは、長期的な歯並びの維持において非常に有効です。
従来の矯正治療では、スペース確保のために抜歯が必要とされるケースも少なくありませんでした。
しかし、歯をわずかに削ることで必要なスペースを作ることができれば、健康な歯を抜く必要がなくなる場合があります。この方法は、患者さんの身体的・精神的負担を軽減しながら、矯正治療を進めることにもつながります。
また、抜歯に伴う痛みやダウンタイムも避けられるため、日常生活への影響も少なくなります。

一方で、歯を削ることには注意すべき点も存在します。以下では、代表的なデメリットをご紹介します。
歯を削る際に注意しなければならないのは、削った部分は元に戻らないという点です。そのため、施術には慎重な判断が必要です。どれくらい歯を削るのか事前に十分に説明を受けたうえで治療を進める必要があります。
歯の表面にはエナメル質という硬い層があり、内部の象牙質を守っています。
しかし、歯を削ることでこのエナメル質が薄くなると、冷たいものや甘いものを口にしたときに知覚過敏の症状が現れることがあります。このような症状は一時的なことが多く、時間の経過とともに落ち着くことがほとんどですが、まれに長引くこともあります。

矯正治療で歯を削る量は、患者さんの歯の状態や治療の目的によって異なります。一般的に削る歯の量は、最大で片側0.25mm程度と非常にわずかで、削る範囲も主に歯と歯の間(隣接面)に限定されます。
歯を削るときは、専用のヤスリやバーを使って滑らかに削ります。削ったあとはエナメル質を滑らかに整え、再石灰化を促すためのケアも行われます。必要に応じてフッ素塗布や再コーティングも施され、歯の保護が図られます。
信頼できる歯科医師のもとで行えば、歯へのダメージを最小限に抑えながら安全に治療を進めることができます。

歯を削ったあとは、歯の表面が一時的に敏感になっていることがあるため、日常生活でもいくつかの注意が必要です。以下に具体的なポイントをご紹介します。
処置直後は冷たい飲み物や熱い食べ物、酸味の強いものなどを摂取するとしみることがあります。これは削ったことでエナメル質が薄くなり、一時的に象牙質が外部刺激に反応しやすくなっているためです。
そのため、食事の際には極端に熱すぎる・冷たすぎるもの、辛いものを避けるとよいでしょう。
削ったあとは、歯と歯の間に隙間が生じるため、プラークや食べかすがたまりやすくなります。これを放置すると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
そのため、いつも以上に丁寧に歯磨きをすることが大切です。歯ブラシだけでは歯と歯の間に付着した汚れを落とすことは難しいため、デンタルフロスの使用が推奨されます。また、フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、歯の再石灰化を促すこともできます。
矯正治療中は、計画通りに歯が動いているか、削った部分に異常がないかを確認するためにも、定期的な通院が不可欠です。特に歯を削ったあとは、知覚過敏の有無や歯の摩耗状態を確認する必要があります。
歯科医師によるチェックを受けることで、早期に問題を発見・対処できるため、安心して治療を進めることができます。
削ったあとにしみる、痛みが長引く、違和感があるなどの症状があれば、自己判断せずにすぐに歯科医師に相談することが大切です。小さなトラブルでも早めに対応することで、深刻な問題を未然に防ぐことができます。

矯正治療における歯を削るという処置は、ただ見た目を整えるためだけではなく、歯の移動を円滑に進めるための合理的かつ計画的な手段です。歯を動かすスペースを確保し、噛み合わせや非対称性を調整することで、より美しく機能的な歯並びを実現することができます。
一方で、削った歯は元に戻せないため、メリットとデメリットの両方を理解し、信頼できる歯科医師とよく相談して進めることが大切です。削る量や方法は非常に精密に管理されており、処置後のケアをしっかり行えば長期的なトラブルも防ぐことができます。
不安な点がある場合は遠慮せず質問し、納得したうえで治療に臨むことが、満足のいく結果につながる第一歩となるでしょう。
歯列矯正を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。
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