歯のコラム

奥歯をセラミックにできる?銀歯との違いやメリット・素材について

2024年10月5日

セラミックの奥歯の模型

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

銀歯は耐久性に優れており、強い力がかかる奥歯に使用されることが多いですが、見た目が気になることがあります。そのため、奥歯をセラミックにしたいとお考えの方がいるのではないでしょうか。

セラミックは、審美性が高く、自然な歯の色に非常に近いため、見た目を重視する方に選ばれています。では、奥歯をセラミックにすることは可能なのでしょうか。

この記事では、奥歯をセラミックにできるのか解説します。奥歯にセラミックを選ぶメリットや、銀歯との違い、セラミックの種類、費用についても解説しますので、奥歯をセラミックにしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

奥歯をセラミックにできる?

セラミックの奥歯

奥歯をセラミックにすることは可能です。セラミックは白く透明感があるため、見た目が自然で美しいというメリットがあります。そのため、審美的な効果を求めて奥歯の治療にセラミックを選ぶ方が増えています。

ただし、奥歯は噛む力が強くかかるため、セラミックの歯が割れるリスクもあります。セラミック自体は硬い素材ですが、過度な力や衝撃に弱く、強い力が加わると割れることがあるのです。

そのため、歯科医師とよく相談し、噛み合わせや生活スタイルに合った治療方法を選ぶことが重要です。

奥歯はセラミックと銀歯どちらがいい?

奥歯はセラミックと銀歯どちらがいいか考えている女性

奥歯の治療にセラミックと銀歯のどちらがいいのか迷われている方もいるでしょう。どちらにもメリットとデメリットがあるため、ご自身のニーズに合った選択をすることが重要です。

セラミックを選ぶか銀歯を選ぶかは、審美性を重視するか・機能性や費用を優先するかによって決まります。自然で美しい見た目を求める場合にはセラミックのほうが適しているかもしれません。

一方で強度や費用を重視する場合には、銀歯を選ぶとよいでしょう。歯科医師に相談したうえで、自分のニーズに合った治療法を選ぶことが大切です。

奥歯をセラミックにするメリット・デメリット

奥歯をセラミックにするメリット・デメリットイメージ

以下に、奥歯をセラミックにするメリット・デメリットについて解説します。

奥歯をセラミックにするメリット

奥歯をセラミックにするメリットは、以下の通りです。

審美性が高い

セラミックは天然歯に非常に近い見た目を持ち、色や質感が自然なため、治療後も見た目を気にすることなく過ごせます。特に、笑ったり話したりする際に奥歯が見える場合でも、他人に気づかれにくいのが大きなメリットです。

金属アレルギーの心配がない

セラミックのなかには金属を含まないものもあります。金属を含まないセラミックを選択すれば、金属アレルギーの心配がありません。金属に敏感な方や金属アレルギーの方にとって、安全な選択肢です。

プラークが付きにくい

セラミックの表面は滑らかで、プラーク(歯垢)が付着しにくいです。そのため、虫歯や歯周病になるリスクを抑えることができます。また、汚れが付着しても落としやすいため、清潔な状態に保ちやすいという点もメリットです。

寿命が長い

寿命が長い点も奥歯をセラミックにするメリットです。セラミックの寿命は10年〜15年程度といわれており、適切にケアをすれば、それ以上に使用できる場合もあります。

奥歯をセラミックにするデメリット

奥歯をセラミックにするデメリットは、以下の通りです。

費用が高い

セラミック治療は保険適用外のため、費用が高くなります。銀歯に比べて治療費用が数倍になることが一般的です。

割れることがある

セラミックに強い力がかかると割れる可能性があります。特に、奥歯には強い力がかかるため、硬い食べ物を噛む際には注意が必要です。

修復が難しい

セラミックが割れた場合、修復が難しく、再治療が必要になることが多いです。再治療が必要になると、費用が発生する可能性があるでしょう。

治療に時間がかかることがある

セラミック治療では、型取りをしたあと、歯科技工士が患者さん一人ひとりのお口に合わせたセラミックの詰め物・被せ物を作成します。そのため、治療が完了するまでに時間がかかるのです。

奥歯を銀歯にするメリット・デメリット

奥歯を銀歯にするメリット・デメリットイメージ

続いて、奥歯を銀歯にするメリット・デメリットについて解説します。

奥歯を銀歯にするメリット

奥歯を銀歯にするメリットは、以下の通りです。

費用が安い

銀歯は保険が適用されるため、セラミックに比べて治療費を抑えることができます。特に奥歯は目立ちにくいため、見た目よりも機能性を重視する方には、経済的な選択肢です。

強度が高い

銀歯は非常に強度が高く、奥歯にかかる強い噛む力にも耐えられます。硬い食べ物を噛んでも割れる心配が少ないのが特長です。

治療期間が短い

銀歯の治療はシンプルで、型取りから装着までの工程が短期間で済みます。治療期間が短いことは、忙しい方にとって大きなメリットといえるでしょう。

奥歯を銀歯にするデメリット

奥歯を銀歯にするデメリットは、以下の通りです。

審美性が低い

銀歯は金属のため、笑ったり口を大きく開けたりしたときに目立つことがあります。見た目を重視する方や審美的な仕上がりを求める方にとってはデメリットといえるでしょう。

金属アレルギーのリスクがある

銀歯に含まれる金属が原因で、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーの方や金属に敏感な体質の方は、他の素材を検討する必要があります。

虫歯が再発するリスクがある

銀歯は経年劣化しやすく、その結果、天然の歯と銀歯との間に隙間ができることがあります。できた隙間から細菌が入り込むと、虫歯が再発するリスクが高まります。

歯茎が黒ずむ可能性がある

銀歯を長期間装着していると金属が溶け出して歯茎が黒ずむことがあります。歯茎の変色が気になる方は、銀歯は避けたほうがよいかもしれません。

奥歯をセラミックにする場合の素材

セラミックの奥歯

奥歯に使用できるセラミックの素材にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、主なセラミック素材について解説します。

ジルコニア

ジルコニアは非常に強度が高く、奥歯の治療に選択されることが多い素材です。金属に匹敵する強度を持ち、硬い食べ物でもしっかり噛むことができます。耐摩耗性にも優れているため、丈夫さが求められる部位にも使用できます。

また、透明感があるため自然な見た目を再現できます。さらに、金属を含まないため、金属アレルギーのリスクがない点もメリットです。

オールセラミック

オールセラミックとは、金属を使用せず、セラミックだけで作られた素材です。セラミックのみを使用しているため、審美性に優れています。自然な色調と透明感があり、前歯だけでなく奥歯にも使用可能です。

ただし、ジルコニアほどの強度はなく、咬合力が強くかかる奥歯に使用すると割れる可能性がある点には注意が必要です。

メタルボンド

メタルボンドは、内側に金属を使用し、その上をセラミックで覆った被せ物です。金属の強度を持ちながらも、セラミックの美しさを兼ね備えているため、奥歯にも使用できます。

しかし、内側の金属が露出する場合があり、審美性ではジルコニアやオールセラミックに劣ることがあります。また、金属を使用しているため金属アレルギーの症状が現れたり、歯茎が黒くなったりする可能性もあります。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは、セラミックと歯科用プラスチックであるレジンを混ぜ合わせた素材です。耐久性や審美性では他のセラミックに劣るものの、柔軟性があり、噛む力を吸収しやすいのが特徴です。費用が安価であるため、コストを抑えたい方に選ばれています。

しかし、長期間使用すると変色しやすい点はデメリットといえるでしょう。

奥歯をセラミックにする費用

奥歯をセラミックにする費用イメージ

奥歯をセラミックにする場合にかかる費用は、以下のとおりです。

奥歯をセラミックにする場合の費用は選択する素材や歯科医院によって異なります。詳しくは、治療を受ける歯科医院で確認してください。

奥歯をセラミックにするときの注意点

奥歯をセラミックにするときの注意点イメージ

奥歯をセラミックにする際には、いくつかの注意点があります。

割れる可能性があることを理解する

セラミックは、見た目が非常に自然で美しいことが魅力ですが、強い衝撃が加わったり硬いものを噛んだりすると割れることがあります。特に奥歯は咬合力が強く、硬い食べ物を頻繁に食べる方は注意しなければなりません。

噛み合わせの調整が必要になる

噛み合わせが悪いことでセラミックの歯に負担がかかり続けると割れる可能性があります。また、不適切な噛み合わせが続くと、顎に負担がかかり、顎関節症などのトラブルにつながる可能性もあるでしょう。

そのため、セラミック治療後も定期的に歯科医師に噛み合わせをチェックしてもらうことが大切です。

定期的にメンテナンスを受ける必要がある

セラミックは丈夫な素材ですが、長期間使用しているとすり減ったり細かな傷がついたりすることがあります。また、奥歯は歯ブラシが届きにくいため、汚れが溜まると虫歯になるリスクが高まります。

定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることで、セラミックの状態を良好に保ち、長く快適に使用することが可能です。

費用対効果を考慮する

セラミック治療は自費診療で、費用が高額になる傾向があります。費用対効果を考慮し、他の治療法と比較しながら自分に合った治療法を選ぶことが大切です。長期的なコストも視野に入れ、慎重に検討しましょう。

まとめ

セラミックの奥歯

今回は、奥歯のセラミック治療について解説しました。

セラミックは、天然の歯に近い色合いと美しい見た目を持つことから、前歯だけでなく奥歯の治療にも使用されます。また、金属を含まないセラミックを選択すれば、金属アレルギーのリスクもなく、安心です。

しかし、セラミック治療は高額であり、奥歯に強い力がかかると割れる可能性があります。

長期的なメリット・デメリットを十分に考慮したうえで、奥歯をセラミックにするべきか検討することが重要です。

セラミック治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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