歯のコラム

出っ歯を矯正する方法とは?治療期間や費用も

2026年4月4日

出っ歯のイメージ

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

歯並びの悩みのなかでも、特に目立ちやすくコンプレックスになりやすいのが出っ歯です。口元が気になって笑顔に自信が持てない、写真を撮るのが恥ずかしいなど、日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。

この記事では、出っ歯をそのままにするリスクや矯正する方法、費用、治療期間などについて解説します。出っ歯の矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

出っ歯とは

レントゲン画像を使用して出っ歯について患者に説明する歯科医

出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも前方に突出している状態を指します。医学的には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれ、噛み合わせの不具合として分類されます。

出っ歯には、歯が前に出ている歯槽性のものと、骨格が関係している骨格性のものがあります。歯並びの乱れが原因の場合は矯正治療で対応しやすいですが、骨格のバランスが崩れているケースでは外科的な治療が必要になることもあります。

また、上下の顎の成長バランスや生活習慣も関係しており、早期発見と対処が重要です。

出っ歯になる原因

遺伝的要因が出っ歯の原因となることを示す医師

出っ歯は一つの原因だけで起こるものではなく、複数の要因が重なって生じることが多いです。ここでは、主な原因について解説します。

遺伝

出っ歯の原因としてまず考えられるのが、遺伝です。両親のどちらか、あるいは両方が出っ歯だった場合、その特徴を受け継ぐことがあります。

歯や顎の大きさ・形は遺伝することがあるため、たとえ子どもの頃から歯みがきや食生活に気をつけていても、出っ歯になる可能性はあります。遺伝的な要因による出っ歯は、成長とともに目立ってくることもあり、早い段階で歯科医師に相談することが大切です。

口周りの癖

指しゃぶりや舌で前歯を押す癖、唇を噛む習慣などは、歯列や顎の発育に悪影響を与えることがあります。小さな力でも、毎日の積み重ねによって、前歯が前方に押し出される可能性があるのです。

こうした癖は無意識のうちに行っていることが多いため、早めに気づいて改善することが大切です。

口呼吸

口呼吸が習慣化していると、出っ歯になるリスクが高くなります。本来、口元の筋肉は歯列を支え、正しい位置に歯を保つ働きをしています。

ところが、口呼吸が続くと唇や頬の筋肉が緩んだままになり、前歯に対する圧力が弱くなります。その結果、前歯が徐々に前へと押し出され、出っ歯になることがあるのです。

また、口呼吸が習慣になっていると、口腔内が乾燥しやすくなります。これによって、細菌が繁殖すると、歯周病などほかの口腔トラブルを引き起こす可能性もあるでしょう。出っ歯の予防・改善のためには、鼻呼吸を意識することが大切です。

出っ歯を放置するリスク

出っ歯を放置するリスクを示す文字とビックリマーク

出っ歯を放置すると、見た目だけでなく、健康面や日常生活においてもさまざまな問題が生じる可能性があります。

前歯が折れやすくなる

出っ歯の状態では前歯が前方に出ているため、転倒したときなどに前歯をぶつけやすくなります。また、外的な衝撃を受けた際に、歯が折れたり欠けたりする可能性もあるでしょう。

特に子どもやスポーツをする機会が多い方は、十分な注意が必要です。前歯は見た目に大きく影響する歯のため、万が一折れた場合は審美的な回復にも時間と費用がかかります。

発音しにくくなる

出っ歯の状態では、上の前歯が前に出ているため、舌の動きや空気の流れに影響が出ることがあります。その結果、サ行やタ行などの発音が不明瞭になることがあり、人によっては話しづらさを感じるようになります。

これが原因で、話すこと自体に苦手意識を持つ人もいます。特に人前で話す機会の多い方にとっては、発音の悩みが大きなストレスになることもあるでしょう。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

出っ歯の状態では歯が前に出ているため、歯ブラシが届きにくい部分ができやすく、汚れが残りやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、口が閉じにくくなると口呼吸になりやすく、口の中が乾燥しやすい状態になります。唾液には細菌の増殖を抑える働きがありますが、乾燥によってその働きが弱まると、細菌が増えやすくなります。これによって、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。

顎関節症が起こりやすくなる

出っ歯の場合、上下の歯の噛み合わせがずれていることが多く、顎関節に負担がかかりやすくなります。その結果、顎の痛みや口の開けにくさ、関節の音など、顎関節症の症状が現れることがあるのです。

特に、慢性的に顎に負担がかかっていると、症状が悪化しやすく、食事や会話などの日常生活に支障をきたすこともあります。

見た目がコンプレックスになる

見た目に関する悩みは、大人になってからも心に影を落とすことがあります。出っ歯の歯並びがコンプレックスとなり、人前で口元を隠すクセがついたり、笑顔に自信を持てなくなったりする方も少なくありません。

こうした心理的なストレスが積み重なると、性格や対人関係にも影響を及ぼすことがあります。歯並びや噛み合わせの改善は、見た目の美しさだけでなく、自信を取り戻すきっかけにもなります。

出っ歯を矯正する方法

マウスピースを持っている出っ歯にワイヤー矯正をした女性

出っ歯を矯正する方法にはいくつかあり、それぞれ特徴が異なります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して力をかけながら歯を動かしていく方法です。

少しずつ位置を調整していくことで、前に出ている歯をうしろへと移動させます。細かい調整ができるため、さまざまな歯並びに対応しやすい点が特徴です。

装置は固定式のため、自分で取り外すことはできませんが、継続的に力を加えることができるため、計画に沿って歯を動かしやすい方法といえるでしょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を動かす矯正方法です。装置を自分で取り外すことができるため、食事や歯磨きがしやすいという利点があります。

ただし、すべての出っ歯の症例に対応できるわけではなく、重度の不正咬合や骨格性の問題がある場合には、適応が難しいケースもあります。また、装着時間を自分で管理しなければならないため、患者さん自身の協力度が結果を左右します。

口元を目立たせたくない方や、違和感の少ない治療を希望する方には、有力な選択肢となるでしょう。

出っ歯の矯正にかかる期間

出っ歯の矯正にかかる期間を示すカレンダー

出っ歯の矯正にかかる期間は、症状の程度や選択する治療法によって大きく変わります。

軽度の出っ歯であれば半年〜1年ほどで歯並びが整うこともありますが、中等度〜重度のケースでは1年半〜3年ほどかかるのが一般的です。また、治療後には歯並びの後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)の使用が必要になり、この期間も含めるとさらに長くなります。

マウスピース矯正でもワイヤー矯正でも、治療の途中で装置の調整や追加の検査が必要になることがあり、これによって予定よりも治療期間が長くなる場合もあります。

また、年齢や歯の動きやすさには個人差があるため、治療にかかる時間も人によって異なります。歯列矯正を始める際は、余裕をもったスケジュールで考えておくことが重要です。

出っ歯の矯正にかかる費用

出っ歯の矯正にかかる費用を示す計算機

出っ歯の矯正にかかる費用は、歯並び野状態や使用する装置、通院する歯科医院によって異なります。

目安としては、全体矯正の場合は70万円〜120万円程度、部分矯正の場合は30万円〜60万円程度が一般的な相場です。また、検査料や通院ごとの調整料、保定装置(リテーナー)の費用が別途必要になることもあるため、事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

出っ歯を矯正して美しい歯並びになった笑顔の女性

出っ歯の矯正は、見た目を整えるだけでなく、口の中の健康を守るうえでも大切な治療です。出っ歯は遺伝や日常の癖、口呼吸などが関係して起こり、そのままにすると歯のトラブルや生活への影響につながることがあります。

矯正方法にはワイヤー矯正やマウスピース矯正があり、それぞれ特徴が異なるため、内容を理解したうえで選ぶことが重要です。

矯正治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

▶︎ 医師紹介ページを見る

« »

神田橋デンタルオフィス

所在地 〒101-0047
東京都千代田区内神田1-2-2 小川ビル1F
電話番号 03-5283-6533