歯のコラム

大人になってからでも受け口の矯正は可能?治療法も解説!

2025年3月15日

受け口の男性

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

「大人でも受け口の治療はできるの?」という疑問をおもちの方もいるでしょう。大人になってからの受け口矯正は、若い方に比べて治療が難しいと不安に思われるかもしれませんが、近年の技術の進歩により安心して取り組める方法が増えています。

受け口の原因や放置するリスクを正しく理解し、適切な治療を受けることで、美しい笑顔と快適な噛み心地を実現できるでしょう。

今回は、受け口になる原因や放置するリスク、治療法まで詳しく解説します。受け口を矯正したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

受け口とは

受け口の男性の口元の画像

受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前方に出ている状態を指します。通常、正常な噛み合わせでは上の歯が前に位置するのが理想ですが、受け口では下顎が突出しており、顔全体のバランスや噛み合わせに影響を及ぼすのです。

歯科の専門用語では反対咬合や下顎前突と呼ばれ、見た目だけでなく咀嚼機能にも支障をきたすことがあるため、早期の診断と適切な治療が重要です。

受け口になる原因

受け口になる原因の一つであるおしゃぶりをする子供

受け口になる主な原因は、以下のとおりです。

遺伝の影響

両親に受け口の傾向が見られる場合、子どもも受け口になることがあります。遺伝子は歯や顎の発育に深く関わり、親から子へと受け継がれるので、幼少期から将来的な歯並びの特徴として現れやすいのです。

こうした遺伝の影響は定期的な歯科検診による早期発見と、適切な対応が将来の受け口予防において重要なポイントとなります。

骨格の成長と歯の位置の関係

上顎と下顎の成長バランスが崩れると、受け口になるリスクが高まります。たとえば、上顎が十分に発育しなかったり、下顎が過度に成長したりすると受け口になることがあるのです。

さらに乳歯から永久歯に生えかわる過程で歯並びが乱れると、自然な噛み合わせが妨げられ、結果として受け口になるケースもあるため、成長期の定期チェックが大切です。

悪い習慣や癖の影響

日常生活での習慣や癖が原因で受け口になることもあります。たとえば、頬杖をつく、片側だけで噛む、または舌で下の歯を押すなどの癖は歯並びや顎の発育に悪影響を及ぼしやすいです。

さらに、口呼吸や低位舌、寝るときの姿勢によっても顎や歯に不必要な負担がかかり、受け口になるリスクが高まると考えられます。

受け口を放置するリスク

受け口を放置して顎が痛む女性

受け口を放置したときに起こり得るリスクは、以下のとおりです。

胃腸に負担がかかる

受け口の状態だと正常な噛み合わせが保たれず、食べ物を十分に砕いて咀嚼することが難しくなります。その結果、消化が不十分になり、胃や腸に余計な負荷がかかるのです。

十分に咀嚼されないまま食物が胃に送られると、消化不良が引き起こされ、栄養の吸収障害や胃腸のトラブルを招く恐れがあります。これにより、体全体の健康状態に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

顎関節症になるリスクが高まる

受け口の状態では歯並びが不均衡になり、噛む際に顎に不自然な力が集中します。そのため、長期にわたって顎関節に過剰なストレスがかかって、痛みや違和感、さらには顎関節症の症状が現れる可能性が高まるでしょう。

適切な噛み合わせが保たれないと、顎そのものの機能が低下し、日常生活にも支障をきたす可能性があるため、早期の対策が求められます。

虫歯や歯周病になるリスクが高まる

受け口の影響で口を閉じにくくなり、口呼吸になる方もいます。口呼吸になると、唾液の分泌量が減少して口内が乾燥しがちです。口の中が乾燥すると、虫歯や歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるため、歯や歯ぐきの健康に悪影響を及ぼすリスクが高まります。

そのため、日頃からしっかりとケアを行い、定期的に歯科検診を受けることが重要です。

見た目にコンプレックスを抱く可能性がある

受け口の状態が続くと、顔全体のバランスが崩れ、横顔や噛む際の印象に影響を与えやすいです。そのため、本人が外見に対して自信を持てなくなり、コンプレックスを抱くケースも少なくありません。見た目は社会生活において重要な要素であるため、早めの治療が求められます。

発音が不明瞭になる恐れがある

受け口になると、舌や唇の動きが制限されることがあります。これによって、言葉がはっきり伝わらなくなる場合があります。特に会話やプレゼンテーションなどで、相手に意図が正確に伝わらないことはコミュニケーションの障害となり得るため、注意が必要です。

顔の左右バランスが崩れる

受け口の状態が長期間続くと、噛み合わせの不均衡が顔全体の筋肉や骨格に影響を及ぼし、左右のバランスが乱れやすいです。このため、表情に不自然さが現れて顔全体の歪みが目立つようになる可能性があります。

見た目の変化は本人の心理にも影響し、日常生活や社会的な場面での自信に関わるため、早期の改善が望ましいです。

歯を失うリスクが高まる

受け口の状態では正しい噛み合わせが保たれないため、特に奥歯に過度な負担がかかります。その結果、歯の摩耗や欠損、さらには虫歯や歯周病の進行が促され、将来的に歯を失うリスクが高まります。

歯並びが改善されない場合、健康な歯を維持することが難しくなり、日常生活の質にも影響を与える可能性があるため、定期的なチェックが重要です。

口元以外の部位にも悪影響が及ぶ

受け口による噛み合わせの乱れは、口内や顎だけでなく、首や肩、さらには頭部にまで影響を及ぼすことがあります。不均衡な力のかかり方が肩こりや頭痛の原因となる場合もあるでしょう。

こうした症状は単なる口元の問題に留まらず、全身の健康に関わる重大な問題となり得るため、早期に対処する必要があるのです。

大人になってからでも受け口の矯正は可能?

大人になってからでも受け口の矯正は可能か考える人

大人になってからでも受け口の矯正は可能です。年齢による制限はなく、歯を支える歯ぐきや歯槽骨などの周囲組織が健全な状態であれば、矯正治療は可能となります。大人になってからでも受け口を矯正することで、見た目だけでなく機能面の改善も期待できるでしょう。

治療前には歯科医師による詳しい検査やカウンセリングを行い、自分に合った矯正方法を選択することが重要です。これにより、安心して治療に取り組むことができ、将来的な健康維持にも役立ちます。

大人の受け口を矯正する方法

大人の受け口を矯正する方法としてのワイヤー矯正のイメージ

大人の受け口治療には複数の方法が存在します。個々の受け口の原因や状態、さらに骨格のバランスに基づいて治療計画が立てられるため、患者さまごとに異なる治療法が選択されるでしょう。大人の受け口を矯正する代表的な方法は、以下のとおりです。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯に小さなブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して一定の力を加えることで歯を徐々に移動させる治療法です。この方法は歯列全体のバランスを整え、受け口の改善を目指す場合に有効です。

複雑な歯並びや大きな歯の移動が必要なケースにも対応できるのがワイヤー矯正のメリットです。口をあけたときに装置が目立つことがありますが、近年では目立ちにくい色のブラケットや、歯の裏側に装置を装着する裏側矯正も選択できるようになりました。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを用いて、歯を段階的に移動させる治療方法です。装置は透明で目立ちにくいため、審美性を気にする方に選ばれています。

軽度の受け口や部分的な歯のずれに対して対応可能で、日常生活に支障をきたすことなく治療を進められる点がメリットです。骨格に大きな問題がなければ、無理のない力で歯並びを整えることができます。

外科的矯正治療

骨格に問題があって受け口になっている場合、外科的矯正治療が選択されることがあります。具体的には下顎の骨の位置を修正するための手術を行います。

手術前後には矯正治療と併用して全体のバランスを整えるため、歯科医師と綿密に打ち合わせを行いながら段階的に治療が進められます。これにより、機能と見た目の両面から健康な噛み合わせを実現することが可能です。

まとめ

受け口を治して綺麗な口元で笑う女性

大人になってからでも受け口矯正は可能です。受け口は噛み合わせや顔のバランスに影響を与え、放置すると全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、早期に治療を受けることが推奨されます。

受け口を治療する方法には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正、外科的矯正治療があり、口内の状態によって選択できる治療法が異なります。歯科医師に相談のうえ、ご自身に合った方法を選択しましょう。

矯正治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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