歯のコラム

入れ歯の種類を解説!選ぶときのポイントや使用上の注意点も

2026年5月16日

入れ歯のイメージ

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

失った歯の機能や見た目を補う治療法の1つが、入れ歯です。高齢になると、加齢や病気、怪我などが原因で歯を失うことが少なくありません。入れ歯には様々な種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。そのため、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

今回は、入れ歯の種類や選ぶ際のポイント、使用する上での注意点について解説します。

入れ歯とは

入れ歯とは?

入れ歯とは、失った歯の見た目や機能を補うための人工の歯です。大きく分けて総入れ歯と部分入れ歯の2種類があり、どちらを使用するかは失った歯の本数や口の状態によって決まります。

総入れ歯とは、すべての歯を失った場合に使用される入れ歯です。歯がまったくない歯ぐきに密着させて固定します。上あご用と下あご用があり、歯ぐきやあごの骨の形に合わせて作られます。

一方、部分入れ歯は歯を一部だけ失った場合に使われるもので、残っている歯に金属製のバネをひっかけて固定します。健康な歯を支えにするため、総入れ歯よりも安定しやすいといわれています。

ただし、設計によっては支えとなる歯に負担がかかることもあるため、注意が必要です。

入れ歯の種類

様々な入れ歯

入れ歯は、健康保険が適用される保険診療のものと、保険が適用されない自費診療のものがあります。特に自費診療の入れ歯は様々な種類があり、それぞれ特徴や費用が異なります。以下、入れ歯の主な種類を紹介します。

保険診療の入れ歯(レジン床義歯)

保険診療の入れ歯には、主にレジン(歯科用プラスチック)が使用されます。費用を抑えられるため、多くの患者さまに選ばれています。

ただし、備わっているのは歯としての基本的な機能だけのため、装着時に違和感を覚える方もいます。

自費診療の入れ歯

健康保険が適用されない自費診療の入れ歯は、費用は高額になりますが、その分機能性や審美性に優れたものを選ぶことができます。患者さま一人ひとりの要望に合わせて素材や構造を選びやすく、快適な装着感や自然な見た目を重視する方に人気です。

金属床義歯

金属床義歯は、床の部分が金属で作られている入れ歯です。保険診療のレジン床義歯よりも耐久性に優れており、薄く作れるため違和感が少ないとされています。また金属は熱を伝えやすいため、食べ物の温度が感じられやすく、自然な感覚で食事を楽しむこともできます。

使用される金属には、コバルトクロムやチタンなどがあり、アレルギーに配慮した素材を選ぶことも可能です。

シリコン義歯

シリコン義歯は、歯ぐきに接する部分に医療用のシリコンを使用した入れ歯です。歯ぐきに優しくフィットし、吸いつくような装着感が特徴的です。噛むときの痛みが少ないため、歯ぐきが敏感な方や骨がやせている方に選ばれています。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーとは、金属のバネを使用せずに樹脂製の素材で歯ぐきを包み込むような設計がされている入れ歯です。透明感のあるピンク色の樹脂が歯ぐきによくなじみ、見た目が自然で目立ちにくいのが特徴です。強度と柔軟性を併せ持つため装着感も良好で、金属アレルギーの方にも安心して使用できます。

入れ歯選びで重視するポイント

入れ歯選びで重視するポイント

入れ歯は、日常生活の質に大きく関わる重要なアイテムです。自分に合った入れ歯を選ぶためには、見た目だけではなく、使い心地や費用まで視野に入れて検討する必要があります。

見た目

見た目の自然さは、入れ歯選びにおいて非常に大きな要素です。特に、前歯などの目立つ部分に入れ歯が入る場合、周囲の人に気づかれないか不安に感じる方も少なくありません。

近年は審美性に優れた入れ歯も多数登場しており、金属のバネが目立たないノンクラスプデンチャーや歯ぐき部分の色味がより自然に見えるシリコン義歯などが人気を集めています。見た目を重視したい方には、これらの選択肢も検討の価値があります。

フィット感や機能面への影響

入れ歯を装着したときのフィット感は、食事や会話のしやすさ、日常の安心感に直結します。フィットしていない入れ歯は外れやすく、噛みにくさや痛みを伴うこともあります。保険診療の入れ歯でも調整を重ねれば一定のフィット感は得られますが、自由診療の精密な入れ歯は、より高い密着性と安定性が期待できます。

中でも、金属床義歯やシリコン義歯は吸着力や口腔内の形状への適応性が高く、長時間の装着でも快適に使いやすいと評価されています。

費用

入れ歯には保険診療のものと自費診療のものがあります。保険診療の入れ歯は費用を抑えられますが、素材や見た目に制限があるため、満足度には個人差があります。

一方、自費診療の入れ歯は高額になりがちですが、見た目も自然で装着感も優れており、選択肢も豊富です。歯科医院で見積もりを取り、無理のない範囲で納得できるものを選びましょう。

合わない入れ歯を使い続けるリスク

合わない入れ歯を使い続けるリスク

合わない入れ歯を使い続けると、様々なトラブルにつながるおそれがあります。

まず、入れ歯が浮いていて不安定な状態だと、噛みにくさを感じたり発音しづらくなったりします。それだけではなく、歯ぐきや粘膜に強い圧力がかかることにより、口内炎や傷ができやすくなり、痛みの原因にもなります。咀嚼がうまくできないと、胃腸に負担がかかったり栄養バランスが崩れたりするリスクもあります。

さらに、入れ歯のズレや違和感によって、外出や会話を避けるようになり、心理的なストレスや社会的な活動の制限にもつながる可能性があります。こうした問題を防ぐには、違和感を我慢せず、早めに歯科医院で再調整や再作製の相談をすることが大切です。

ブリッジ・インプラントとの違い

ブリッジ・インプラントとの違い

失った歯を補う治療法(補綴治療)は入れ歯だけではありません。入れ歯とよく比較される歯の補綴治療として、ブリッジやインプラントが挙げられます。それぞれの特徴や違いを理解することで、自分に合った治療法を見つけやすくなります。

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、そこに橋渡しのように人工歯を固定する方法です。見た目が自然で、噛む力もしっかり伝わります。ただし、健康な歯を削る必要がある、支えとなる歯に負担がかかるなどのデメリットもあります。

インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。周囲の歯を傷つけず、審美性や機能性に優れている反面、外科手術が必要で費用も高額になります。

これらの違いを踏まえたうえで、入れ歯を含めた補綴方法を検討することが大切です。

入れ歯を使用する上での注意点

入れ歯を使用する上での注意点

ここでは、入れ歯を正しく使うために知っておくべきポイントについて解説します。

破損したり変形したりするおそれがある

入れ歯に強い衝撃を与えると、割れたり欠けたりすることがあります。修理が必要な場合には、接着剤などで無理に直そうとせず、必ず歯科医院で対応してもらいましょう。

毎日お手入れする必要がある

入れ歯は、食事のたびに汚れが付着するため、毎日の手入れが不可欠です。汚れたまま放置していると細菌が繁殖し、口臭や口内炎などの原因になります。入れ歯専用のブラシと洗浄剤を使って、やさしく丁寧に洗いましょう。

また、入れ歯を装着する前後には、歯ぐきや舌、口の中全体をきれいに保つことも大切です。

定期的にメンテナンスを受ける必要がある

入れ歯は使っているうちに、口腔内の変化や経年により合わなくなることがあります。合わなくなった入れ歯は、痛みや発音障害、咀嚼能力の低下といったトラブルの原因になります。そのため、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが重要です。

調整や修理をすることで、フィット感を維持できます。

まとめ

入れ歯のイメージ

入れ歯は、失った歯の機能を補い、日常生活を快適に過ごすための大切な道具です。見た目の自然さや装着感、費用などをふまえながら、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

入れ歯には、保険診療のレジン床義歯や自費診療の金属床義歯、シリコン義歯などがあります。それぞれ費用や素材、装着感、見た目などに違いがあるため、事前にしっかり確認しましょう。

また、入れ歯は使用するうちに合わなくなってくるケースがあるため、定期的に歯科医院で調整してもらうことが大切です。メンテナンスを怠ると、痛みや炎症、口臭などのトラブルにつながる可能性があります。入れ歯だけではなくブリッジやインプラントといった他の補綴治療とも比較しながら、無理のない範囲で自分に合った方法を選ぶことが重要です。

入れ歯を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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