歯のコラム

歯には寿命がある?寿命を延ばすために今日からできること

2026年6月13日

綺麗な歯を保っている女性

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

毎日当たり前のように使っている歯ですが「自分の歯は何歳まで使えるのだろう?」と考えたことはありませんか。永久歯は生え変わることがないため、できるだけ長く残したいと考える方は多いでしょう。

しかし、歯の寿命は年齢だけで決まるものではなく、日々の生活習慣や口腔ケアの状態によって大きく変わります。

この記事では、歯の寿命を左右する原因や今日から取り組める予防法について詳しく解説します。

歯には寿命がある?

歯には寿命がある?

歯の寿命は一人ひとり異なるため、明確な年数を示すことはできません。歯の状態や日頃のケア、生活習慣などによって、長く使える場合もあれば、早い段階で失われる場合もあります。

一般的に、永久歯は6歳頃から生え始めるため、生涯にわたって歯を維持できた場合、50〜65年以上使用することになります。そのため、歯は本来とても長く使うことができる組織といえます。

永久歯は子どもの頃に生えそろい、その後は生え変わることがありません。本来は長期間にわたって機能するように作られているため、適切な管理を続けることで高齢になっても自分の歯を維持できる可能性があります。

また、歯の寿命を考える際には、歯そのものだけでなく、歯ぐきや顎の骨など歯を支える組織の健康も重要です。歯が残っていても、周囲の組織に問題が生じると十分に機能できなくなることがあります。近年は予防への意識が高まり、自分の歯を長く維持する方も増えています。

大切なのは、歯は年齢だけで寿命が決まるものではないということです。日々のお口の管理が将来の歯の健康につながります。まずは、歯の寿命に影響を与える要因について理解することから始めましょう。

歯の寿命が短くなる原因

歯の寿命が短くなる原因

歯は本来、長期間にわたって使える組織ですが、お口の中の状態によっては寿命が短くなることがあります。

歯を失う原因はいくつかありますが、そのなかでも代表的なのが虫歯、歯周病、歯の破折です。それぞれ進行の仕方や歯への影響が異なるため、まずは原因を正しく理解しておくことが大切です。

虫歯

虫歯は、歯の寿命を縮める代表的な原因の一つです。お口の中の細菌が糖分を利用して酸を作り、その酸によって歯が少しずつ溶かされることで発生します。初期の虫歯は自覚症状がほとんどなく、自分では気付きにくいことがあります。

しかし、進行すると歯の内部まで広がり、冷たいものがしみたり痛みが出たりするようになります。虫歯が大きくなると、感染した部分を削って詰め物や被せ物で補う治療が必要です。

さらに神経まで達した場合には、根管治療が行われることもあります。治療によって機能は回復できますが、一度削った歯が元の状態に戻ることはありません。

また、治療した歯でも再び虫歯になることがあります。こうした状態を繰り返すと歯への負担が大きくなり、将来的に歯を残すことが難しくなる場合もあります。歯を長く使うためには、虫歯を予防するとともに、早い段階で発見し治療につなげることが大切です。

歯周病

歯周病は、歯ぐきや歯を支えている骨に炎症が起こる病気です。歯そのものに問題がなくても、支える組織がダメージを受けることで歯を失う原因になります。初期の段階では、歯磨きの際に歯ぐきから出血したり、歯ぐきが腫れたりすることがあります。

しかし、強い痛みを感じることは少なく、気付かないうちに進行するケースも少なくありません。歯周病が進行すると、歯を支えている顎の骨が少しずつ減っていきます。すると歯がぐらつくようになり、食事の際に噛みにくさを感じることもあります。

さらに症状が進んだ場合には、歯を残すことが難しくなることもあります。

歯周病は虫歯とは異なり、歯ぐきや骨の状態に影響を与える病気です。そのため、歯だけでなく歯ぐきの健康にも目を向けることが大切です。毎日の丁寧な歯磨きに加え、定期的に歯科検診を受けることが歯周病の予防や早期発見につながります。

歯の破折

歯の破折とは、歯にひびが入ったり、歯が割れたりする状態のことです。転倒やスポーツ中の衝撃だけでなく、硬いものを噛んだときや、日常的に強い力がかかることで起こる場合もあります。

特に注意が必要なのは、過去に大きな虫歯治療を受けた歯や神経を抜いた歯です。こうした歯は健康な歯と比べて割れるリスクが高いことが知られています。また、歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、歯に大きな負担がかかります。

歯のひびが小さい場合は経過観察や修復処置で対応できることもありますが、割れ方によっては歯を残せないケースもあります。特に歯の根まで深く割れている場合は、抜歯が必要になることがあります。

歯の破折は突然起こることもありますが、歯に負担がかかる状態が長く続くことで生じる場合も少なくありません。大切な歯を長く守るためには、歯ぎしりや食いしばりへの対策を行い、歯に過度な力がかからないようにすることが重要です。

歯の寿命を延ばすために今日からできること

歯の寿命を延ばすために今日からできること

ここでは、歯を長く使い続けるために今日から取り組めるポイントをご紹介します。

しっかり歯磨きをする

歯の寿命を延ばすために欠かせないのが、毎日の歯磨きです。歯の表面や歯と歯の間に汚れが残ると、虫歯や歯周病の原因となる細菌が増えやすくなります。

ただし、歯磨きは回数を増やせばよいというものではありません。大切なのは、汚れが残りやすい部分まで丁寧に磨くことです。特に歯と歯ぐきの境目や奥歯の溝、歯と歯の間は磨き残しが生じやすいため、意識して清掃する必要があります。

また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを十分に取り除けない場合があります。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、より効率よく汚れを除去できます。

食生活を見直す

歯の寿命を延ばすためには、毎日の食生活を見直すことも大切です。歯の健康というと歯磨きを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、食べ方や飲み方もお口の環境に大きく関わっています。

例えば、甘いお菓子やジュースなどを頻繁に口にすると、虫歯の原因となる細菌が活動しやすくなります。また、長時間にわたってだらだらと飲食を続けると、歯に負担がかかる時間も長くなります。

そのため、間食の回数を増やしすぎないことや、飲食の時間をある程度決めることが大切です。また、食事の際によく噛むことで唾液の分泌が促され、お口の中を清潔に保つ助けになります。

歯ぎしりや食いしばりの対策をする

歯を長く使い続けるためには、虫歯や歯周病の予防だけでなく、歯にかかる力にも注意が必要です。

歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯や顎に大きな負担がかかります。特に就寝中の歯ぎしりは自分では気付きにくく、無意識のうちに強い力が加わることがあります。その結果、歯がすり減ったり、ひびが入ったりする場合があるのです。

日中に上下の歯を接触させる癖がある方は、意識して歯を離すようにしましょう。本来、リラックスしている状態では上下の歯は接触していません。また、頬杖やうつ伏せ寝など、顎に負担をかける習慣を見直すことも大切です。

歯科医院では、ナイトガードと呼ばれる専用のマウスピースを作成することができます。ナイトガードを就寝時に装着することで、歯への負担を減らすことができます。歯ぎしりや食いしばりへの対策を行うことは、歯の破折を防ぎ、歯を長く守ることにつながります。

定期的に歯科検診を受ける

歯の寿命を延ばすためには、毎日のセルフケアに加えて定期的に歯科検診を受けることが大切です。歯や歯ぐきのトラブルは、初期の段階では自覚症状がほとんどないことも多く、自分では異常に気付きにくい場合があります。

歯科検診では、虫歯や歯周病の有無を確認するだけでなく、詰め物や被せ物の状態、歯ぐきの健康状態などもチェックします。問題が小さいうちに見つかれば、歯への負担を抑えながら対応できる可能性があります。

また、歯科医院で行うクリーニングでは、歯磨きだけでは取り除きにくい汚れや歯石を除去できます。お口の中を清潔な状態に保つことは、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

痛みが出てから受診するのではなく、健康な状態を維持するために通院することが、自分の歯を長く守るポイントです。

歯を失った場合の治療方法

歯を失った場合の治療方法としてのインプラント

歯を失った場合は、そのままにせず適切な治療を受けることが大切です。歯がない状態が続くと、噛みにくくなるだけでなく、周囲の歯や噛み合わせにも影響が及ぶことがあります。

歯を補う治療方法には、インプラント、ブリッジ、入れ歯があります。それぞれ治療内容や見た目、噛み心地などが異なるため、お口の状態に合わせて選択することが重要です。ここからは、それぞれの治療方法について解説します。

インプラント

インプラントは、失った歯の部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療方法です。

見た目が自然で、自分の歯に近い感覚で噛みやすい点がメリットです。ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、残っている歯への負担を抑えられます。また、しっかり固定されるため、食事や会話の際の違和感もほとんどありません。

一方で、インプラント治療では人工歯根を顎の骨に埋め込む外科手術が必要です。そのため、顎の骨の状態や全身の健康状態を確認したうえで治療を進めます。また、治療後も毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣にある歯を支えとして人工歯を固定する治療方法です。橋を架けるような構造になっていることから、ブリッジと呼ばれています。

取り外しの必要がなく、お口の中にしっかり固定されるため、違和感が少ない状態で使用できます。また、しっかり噛めるようになる点もメリットです。

一方で、ブリッジを装着するためには支えとなる歯を削る必要があります。また、失った歯の部分を両隣の歯で支える構造のため、支えとなる歯への負担が大きくなる場合があります。

入れ歯

入れ歯は、失った歯を補うための取り外し式の装置です。1本から複数本の歯を失った場合に使用する部分入れ歯と、すべての歯を失った場合に使用する総入れ歯があります。幅広い症例に対応できることが入れ歯の利点です。また、外科的な手術も必要ありません。

一方で、使い始めは異物感を覚えたり話しにくさを感じたりすることがあります。さらに、快適に使用するためには毎日のお手入れと定期的な調整が欠かせません。

まとめ

綺麗な歯を保っている女性

歯の寿命は年齢だけで決まるものではなく、毎日のケアや生活習慣、お口の管理状況によって大きく変わります。虫歯や歯周病、歯の破折は歯を失う主な原因であり、自覚症状が少ないまま進行する場合もあるため注意が必要です。

大切な歯を長く維持するためには、丁寧な歯磨きや食生活の見直しに加え、歯ぎしりや食いしばりへの対策を行うことが重要です。また、定期的に歯科検診を受けることで、お口のトラブルを早い段階で発見しやすくなります。

万が一歯を失った場合でも、インプラント、ブリッジ、入れ歯といった治療方法があります。

しかし、自分の歯に勝るものはありません。将来もご自身の歯で食事や会話を楽しむために、できることから取り組み、お口の健康を守っていきましょう。

お口の健康を守りたいとお考えの方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

▶︎ 医師紹介ページを見る

«

神田橋デンタルオフィス

所在地 〒101-0047
東京都千代田区内神田1-2-2 小川ビル1F
電話番号 03-5283-6533