歯のコラム

虫歯を放置するとどうなる?手遅れの症状とは?健康リスクについても

2025年2月8日

虫歯を放置した歯の状態

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

歯がしみる、痛む、歯の表面が黒く変色しているなどの症状が出たことはありませんか。これらの虫歯の症状は、口内の虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶け出すことで引き起こされます。虫歯を放置すると、どのようなことが起こるのでしょうか。

この記事では、虫歯の進行段階と進行速度、放置するリスク、歯を失った際の治療方法などについて解説します。

虫歯の進行段階と進行速度

虫歯の進行段階と進行速度を説明する歯科医師

虫歯を放置すると、歯の象牙質や神経にまで進行していきます。進行速度は、年齢や歯質によって異なります。ここでは、虫歯の進行段階と進行速度について解説します。

虫歯の進行段階

虫歯の進行段階は、C0~C4の5段階に分かれています。進行するにつれて虫歯が歯の深くにまで進行していくため、治療が完了するまでに時間が必要になります。また、一度進行すると自然に前の状態に戻ることはないため、早期の発見と治療が重要です。

C0(初期段階の虫歯)

初期段階での虫歯では、歯の表面のエナメル質が虫歯菌によって溶かされ始めることで、歯の色が白く濁る症状が現れます。この段階では、歯磨きやフッ素塗布を行うことで歯の再石灰化を促す治療を行います。

C1(軽度の虫歯)

初期の虫歯から軽度の虫歯に進行すると、歯の表面のエナメル質に小さい穴が開きます。この段階では、痛みを感じることが少ないため自分では虫歯に気付きにくいです。

C2(中程度の虫歯)

中程度の虫歯とは、虫歯がエナメル質の下層にある象牙質まで進行した状態です。虫歯が象牙質にまで進行すると、冷たいものや熱いものの飲食で歯がしみることがあります。この段階では、虫歯になった歯を削り取り、詰め物を装着することで治療を行います。

C3(重度の虫歯)

重度の虫歯になると、歯の神経まで虫歯が到達します。この段階になると、冷たいものや熱いものを飲食していなくても、激しい痛みを感じることがあります。重度の虫歯では、神経を取り除いて歯の根元を洗浄・消毒する根管治療が必要です。

C4(最重度の虫歯)

最重度の虫歯になると、歯が崩壊して歯根のみが残っている状態になります。歯の神経が虫歯に侵されており、歯の痛みを感じなくなるのが特徴です。この段階では、残っている歯を維持することは難しくなり抜歯が必要になります。

虫歯の進行速度

虫歯の進行速度は、年齢や歯質、歯磨きの方法・食習慣などによって異なります。特に、乳歯はエナメル質が薄いため、永久歯よりも虫歯の進行が速いのが特徴です。

C1(軽度の虫歯)からC2(中程度の虫歯)の進行速度は、数ヶ月~1年程度かかるとされています。また、重度の虫歯になるほど進行が早くなる傾向にあります。

虫歯を放置するとどうなる?

虫歯を放置し歯の痛みが強くなった女性

虫歯を放置すると、さまざまな症状が現れます。特に、強い痛みを感じるようになると、食べ物を噛めない、痛みで眠れなくなるなど、日常生活に支障が出る可能性があります。

痛みが強くなる

虫歯を放置すると、虫歯菌が神経にまで到達して激しい痛みを感じるようになります。食事の際に熱いものや冷たいものがしみたり、何もしていなくても常に強い痛みを感じたりするという症状が現れます。

初期段階では自覚症状が少ないため、痛みを自覚できるときにはすでに進行している可能性があります。

物を噛めなくなる

虫歯を放置することで徐々に歯が安定感を失い、歯が抜けやすくなったり折れたりします。歯が崩れていくと食べ物を噛めなくなり、日常生活に大きな影響を与えることになります。

口臭が強くなる

虫歯が進行すると、歯に穴が開き、そこに歯垢や食べかすが溜まって口臭が強くなります。また、歯の根元に膿が溜まって異臭を放ったり、歯の神経が腐敗することで口臭の原因となるガスが発生したりします。

虫歯の進行が原因の口臭は、歯磨きや口臭ケアだけで抑えることは難しく、根本的な解決のためには歯科医院で治療を受ける必要があります。

虫歯は放置しても治る?

虫歯を放置すると症状が悪化するイメージ

虫歯は、治療を行わずに放置しても症状が改善することはありません。放置すればするほど症状が悪化していくため、早期の治療が必要です。

虫歯を放置することで歯の痛みを感じなくなった場合には、虫歯によって歯の神経が侵されている可能性が高いです。また、虫歯を放置すると歯や口腔内に加えて、全身に悪影響を及ぼす可能性があります。

虫歯を放置することで生じる健康リスク

虫歯を放置することで生じる虫歯菌が健康リスクになるイメージ

虫歯を放置すると、歯や口内環境だけでなく身体全体に悪影響を及ぼす可能性があります。重症化する可能性が高い病気を引き起こすこともあるため、十分に注意する必要があります。

副鼻腔炎

虫歯を放置することで、虫歯菌が副鼻腔の粘膜に感染して副鼻腔炎を引き起こすリスクがあります。主な症状として、喉の痛みや頭痛、発熱などが挙げられます。

虫歯が進行して、歯根に溜まった膿が副鼻腔に流れ込むことが原因で引き起こされます。

骨髄炎

虫歯を放置して虫歯菌が顎の骨に感染することで、骨髄炎につながります。骨髄炎は、骨に炎症が起きている状態を指します。発熱や嘔吐、倦怠感などの症状が現れます。

脳梗塞・心筋梗塞

虫歯菌が血液に入り込んで、脳や心臓にまで到達すると、脳梗塞や心筋梗塞が引き起こされる可能性があります。実際に、歯周病がある人はそうでない人に比べて脳梗塞や心筋梗塞の発症率が高いという研究結果も報告されています。

虫歯の放置で歯を失ったときの治療方法

虫歯の放置で歯を失ったときの治療方法を説明する歯科医師

虫歯を放置して歯を失った場合でも、歯を再建する治療法があります。失った歯の本数や口内の状態に合わせて治療法を選択することが重要です。また、治療内容や費用は歯科医院によって異なるため注意しましょう。

インプラント

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着して歯を補う治療法です。インプラントのメリットとして、しっかりと物を噛めることや審美性が高いこと、残っている他の歯に影響を与えないことが挙げられます。

インプラント治療では、顎の骨に穴を開ける手術を行います。そのため、年齢や体調によっては負担が大きいと判断され、治療できないこともあります。

ブリッジ

ブリッジとは、歯を失った部分に人工歯を被せることで歯を補う治療法です。固定式で安定感があり、使用する素材によっては自然な見た目を維持することが可能です。

一方で、ブリッジをかける両隣の歯を削る必要があることや、使用する素材によっては汚れが付きやすいというデメリットがあります。

入れ歯

入れ歯は、歯を失った部分に取り外しができる人工歯を装着することで歯を補う治療法です。取り外しが可能なため、衛生的であることや短期間で治療が完了するメリットがあります。

一方で、口を開けた時に金具が見えることや、使用する素材によっては耐久性が弱いことなどのデメリットが存在します。

まとめ

虫歯を予防治療し笑顔で食事をする夫婦

口内の虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶かされる虫歯は、治療せずに放置することで進行していきます。虫歯が最重度にまで進行すると、神経が死んで痛みを感じなくなったり、抜歯の処置が必要になったりする可能性があります。

虫歯は、C0(初期段階の虫歯)・C1(軽度の虫歯)・C2(中程度の虫歯)・C3(重度の虫歯)・C4(最重度の虫歯)の4つの進行段階に分かれています。重症化して虫歯が歯の神経に到達すると、強い痛みを感じるようになります。

虫歯を放置することで、歯の痛みに加えて口臭や歯がもろくなって物が噛めなくなるなどの症状が現れます。また、歯だけでなく全身への悪影響にもつながります。

虫歯で歯を失った際には、インプラントやブリッジ、入れ歯などの治療法があり、自分に合った治療法を選ぶことが重要です。

虫歯治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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