歯のコラム

マウスピース矯正の装置のお手入れガイド!毎日のお手入れと注意点

2026年9月19日

歯の矯正に使用するマウスピース

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

マウスピース矯正では、装置を長時間口の中に装着するため、毎日のお手入れが欠かせません。

しかし「水ですすぐだけでよいの?」「歯ブラシで洗っても問題ない?」「洗浄剤は必要?」など、正しいお手入れ方法がわからない方もいるでしょう。

マウスピースに汚れが残ったまま使用を続けると、虫歯や歯周病、口臭などのトラブルにつながる可能性があります。また、洗い方を誤ると、装置の変形や傷の原因になることもあるため注意が必要です。

この記事では、マウスピース矯正で使う装置のお手入れを怠るリスクや毎日の基本的な洗浄方法、お手入れの際に注意したいポイントについて詳しく解説します。

マウスピース矯正とは

女性がマウスピースを装着する様子

マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の矯正装置を装着し、歯に力を加えて少しずつ動かしていく矯正方法です。少しずつ形の異なるマウスピースへ段階的に交換し、目標とする歯並びへ近づけていきます。

装置が透明で目立ちにくく、患者さん自身で取り外せる点がマウスピース矯正の大きなメリットです。装置は患者さん自身で着脱できるため、ふだんどおりに食事や歯磨きができます。

一方で、計画どおりに歯を動かすためには、歯科医師から指示された装着時間を守ることが重要です。

また、マウスピースは長時間口の中で使用するため、唾液やプラークなどが付着します。歯磨きだけではなく、装置そのものもしっかりお手入れをして、清潔な状態に保つことも大切です。

マウスピース矯正の装置をお手入れしないと

マウスピースのお手入れの重要性を伝える指先

マウスピースは長時間口の中で使用するため、ふだんからしっかりお手入れをすることが大切です。洗浄が不十分な状態で使用を続けると、お口の健康や装置の状態に影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、マウスピースのお手入れを怠るとどのようなリスクがあるのか解説します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

汚れがついたマウスピースを使い続けると、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

虫歯の原因となる細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖をエサにして酸を作ります。その酸によって歯が少しずつ溶かされ、虫歯が進行します。また、歯と歯ぐきの境目にプラークと呼ばれる細菌のかたまりが残ると、歯ぐきに炎症が起こり、歯周病を引き起こす原因となります。

そのため、食後は歯磨きなどでお口の中を清潔にし、マウスピースの汚れも落としてから装着することが大切です。

口臭の原因になる

マウスピースのお手入れが不十分だと、口臭が発生する可能性があります。マウスピースは長時間お口の中で使用するため、表面や内側には唾液やプラークなどの汚れが付着します。

こうした汚れを落とさずに使用を続けると、マウスピースに細菌を含む汚れが残り、不快なにおいが発生することがあります。特に、歯が触れる内側や細かな凹凸部分には汚れが残りやすいため注意が必要です。

口臭を防ぐためには、歯磨きでお口の中を清潔にするだけでなく、マウスピースも日常的に洗浄することが大切です。装置を清潔に保ち、においのもとになる汚れを残さないようにしましょう。

マウスピースが変色・劣化する

マウスピースのお手入れが不十分だと、装置に汚れが残り、白っぽくくすんで見えることがあります。透明なマウスピースは、汚れが付着すると本来の透明感が損なわれ、見た目が気になることもあるでしょう。

マウスピース矯正の装置の基本的なお手入れ方法

柔らかい歯ブラシでマウスピースを洗う様子

ここでは、治療に使用するマウスピースの基本的なお手入れの仕方について解説します。

取り外したマウスピースを流水ですすぐ

マウスピースを取り外したら、まず流水ですすぎましょう。装置の表側だけでなく、歯が触れる内側にも水を当て、付着している唾液や食べかすなどの汚れを洗い流します。マウスピースは透明なため、見た目には汚れていないように見えることがあります。

しかし、装置の表面には目で確認しにくい汚れも付着しています。そのため、見た目だけで汚れていないと判断せず、取り外した際には流水ですすぐことを習慣にしましょう。

柔らかい歯ブラシでやさしく洗う

流水ですすいでも汚れが残っている場合は、柔らかい毛の歯ブラシを使ってマウスピースを洗います。装置の表側だけでなく、歯が触れる内側やくぼみなども確認しながら、やさしくブラシを当てましょう。

汚れを落とそうとして力を入れてこする必要はありません。マウスピースの表面に傷が付かないよう、強い力を加えず丁寧に洗うことが大切です。

専用の洗浄剤を使う

流水で洗っても汚れやにおいが気になるときは、マウスピース専用の洗浄剤を使う方法があります。専用の洗浄剤を使うことで、ふだんのお手入れでは落としにくい汚れを洗浄できます。

洗浄剤を選ぶときは、使用しているマウスピースに使える製品かどうかを確認しましょう。また、洗浄剤によって水の温度や浸しておく時間などが決められています。「長く浸したほうがきれいになる」と考えず、パッケージに書かれている時間や使い方を守ることが大切です。

保管ケースもこまめに洗う

マウスピースを清潔に保つためには、装置だけでなく保管ケースを洗浄することも大切です。ケースの内側にも汚れが付着するため、そのまま使い続けると、洗浄したマウスピースを清潔な状態で保管しにくくなります。

保管ケースもこまめに水で洗い、内側やふたの部分に付着した汚れを洗い流しましょう。洗浄後は水分が残らないように乾かしてから使用します。マウスピースを洗うことだけに意識が向きやすいですが、装置を入れるケースも含めて清潔に保つことが大切です。

マウスピース矯正の装置をお手入れするときの注意点

マウスピース矯正の装置をお手入れするときの注意点を伝えるイメージ

ここでは、お手入れの際に気をつけたいポイントについて解説します。

熱湯で洗浄しない

マウスピースを洗う際は、熱湯を使用しないようにしましょう。マウスピースに使われている素材は熱の影響を受けることがあり、熱いお湯で洗うと変形するおそれがあります。

変形したマウスピースは歯に合わなくなり、本来の状態で装着できなくなる可能性があります。そのため、汚れをしっかり落としたい場合でも、熱湯をかけたり熱いお湯に浸したりすることは避けてください。

研磨剤入りの歯磨き粉は使用しない

マウスピースを洗うときは、研磨剤が入った歯磨き粉を使わないようにしましょう。研磨剤は歯の汚れを落とすために配合されていますが、マウスピースに使うと表面に細かな傷が付くことがあります。

傷が増えると、透明なマウスピースがくもって見える場合があります。見た目を損なわないためにも、表面を傷つけないようにお手入れすることが大切です。

家庭用の漂白剤は使わない

マウスピースのお手入れに、家庭用の漂白剤を使うのは避けましょう。漂白剤の成分によって、マウスピースが変色したり、素材に影響が出たりするおそれがあります。汚れをしっかり落としたいときは、自己判断で家庭用の洗剤を使わず、マウスピース専用の洗浄剤を使いましょう。

しっかり乾燥させてから保管する

マウスピースを洗浄したあとに保管する場合は、表面に残った水分を取り除き、清潔なケースに入れましょう。ケースも定期的に洗い、清潔な状態に保つことが大切です。

マウスピースを乾かすために、ドライヤーの温風を当てることは避けましょう。マウスピースは熱の影響を受けることがあり、高温によって変形するおそれがあります。

まとめ

正しいお手入れでマウスピース矯正をする笑顔の女性

マウスピース矯正を始めたら、歯磨きだけでなく、マウスピースのお手入れも毎日の習慣にしましょう。装置には唾液やプラークなどの汚れが付くため、そのまま使い続けると虫歯や歯周病のリスクが高まるほか、においや着色が気になることがあります。

取り外したマウスピースは流水ですすぎ、汚れが残っていれば丁寧に洗います。必要に応じて専用の洗浄剤を使い、保管ケースもこまめに洗っておきましょう。

一方で、きれいにしようとして熱湯を使ったり、研磨剤入りの歯磨き粉で磨いたりすると、変形や傷の原因になります。家庭用の漂白剤などを自己判断で使うことも避けてください。毎日正しくお手入れを続けることが、マウスピースを清潔に使うためのポイントです。

洗い方に迷ったときは、治療を受けている歯科医院で確認しましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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