歯のコラム

セラミックの歯から口臭がする原因は?放置のリスクや対処法

2026年1月31日

自分の口から口臭を感じる女性

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

セラミックの歯は、見た目の美しさや変色のしにくさから多くの方に選ばれています。しかし、治療後しばらくして「セラミックの歯から口臭がする気がする」「以前より口のにおいが気になる」と感じる方もいるかもしれません。

セラミックの歯から口臭がすると感じた場合、その背景にはさまざまなトラブルが隠れている可能性もあります。

この記事では、セラミックの歯から口臭がする原因や、放置するリスク、適切な対処法について詳しく解説します。正しい知識を身につけ、口臭の不安を解消するための参考にしてください。

セラミックの歯から口臭がする原因

セラミックの歯の周囲が歯周病になった様子

セラミックの素材自体は、表面がツルツルとしていて汚れが付きにくいため、においの原因になりにくいとされています。しかし、治療の状態や口腔内環境によっては口臭が発生することがあります。

以下で、その原因についてくわしく解説します。

セラミックと歯の間にすき間ができている

セラミックの歯から口臭がする原因として多いのが、被せ物・詰め物と天然歯の間にできるわずかなすき間です。治療直後は問題がなくても、時間の経過とともに接着剤が劣化したり、噛み合わせに変化が起きたりすることで、すき間が生まれるケースがあります。

その部分に食べかすやプラークが溜まると細菌が繁殖し、口臭の原因となるガスが発生します。見た目では気付きにくいため、においで初めて異常を感じるケースも少なくありません。

セラミックの歯の周囲で歯周病が起きている

セラミックの歯が入っていても、歯周病になる可能性はあります。セラミック自体が歯周病などの病気を引き起こすのではありませんが、セラミック歯の周囲の清掃が不十分になることで病気になりやすくなる可能性は考えられます。

歯周病が進行すると歯周ポケット内で細菌が増え、血液や膿が混ざることで強い口臭が発生します。

セラミックの下で虫歯が進行している

セラミックの歯の下にある天然歯が虫歯になっている場合も、口臭の原因になります。セラミックで覆われているため虫歯が見えにくく、痛みが出るまで気付かないことも非常に多いです。

セラミックの歯の口臭はどんなにおい?

口を開けて息を吐く女性

セラミックの歯から発生する口臭は、一般的な生理的口臭とは異なり、特徴のあるにおいのことが多いです。本人だけでなく、周囲の人にも気付かれやすいでしょう。

セラミック歯の問題が原因で発生する口臭の特徴を、以下でくわしく解説します。

腐った卵のようなにおい

セラミックの歯から発生する口臭で多く挙げられるのが、腐った卵のような硫黄臭です。これは、セラミックと歯のすき間に溜まった汚れが細菌を増やし、硫化水素を発生させることによって生じます。

少量でも強くにおいを感じやすく、本人よりも周囲の人が先に気付くこともあるでしょう。

生ゴミのような不快な生臭いにおい

口の中から生ゴミのような腐った生臭いにおいがする場合、歯周病が進行していることがあります。セラミックの歯の周囲に炎症が起きることで歯周ポケットが深くなり、その中で細菌が増えて口臭が発生します。

メチルメルカプタンという物質は、非常に強いにおいを持っているため、口臭を強く感じる傾向にあるのです。

甘酸っぱいにおい

セラミックの歯の内側で虫歯が発生している場合、甘酸っぱいにおいや甘ったるいような腐敗臭を感じることがあります。これは、虫歯菌が糖分を分解する過程で発生する酸や、腐敗した歯質が原因です。

見た目では異常が分かりにくいため、においだけが手がかりになるケースも少なくありません。

セラミックの歯の口臭を放置するとどうなる?

歯周病が進行したために抜いた歯

口臭はさまざまなトラブルのサインであることがほとんどです。そのため、口臭を放置するとよりトラブルが悪化することも多いです。

以下で、セラミック歯の口臭を放置することによるリスクについて解説します。

歯周病が進行し歯を失うリスクが高まる

セラミックの歯から口臭が出ている状態は、歯ぐきの炎症や細菌の増殖が進んでいるサインであることが多いです。この状態を放置すると、歯周病が徐々に悪化し、歯ぐきだけでなく歯を支えている骨にまで影響が及びます。

骨にまで炎症が届くと骨が溶け、セラミックの歯がぐらついたり、最悪の場合は抜け落ちたりする可能性もあります。見た目は問題なく見えても、内部では症状が進行しているケースがあるため注意が必要です。

虫歯が悪化する

セラミックの歯の下にある天然歯が虫歯になっている場合、口臭を放置することで虫歯がさらに深く進行します。初期段階では痛みが出にくいため気付きにくいですが、神経まで達すると強い痛みや腫れを伴います。

この状態になると、セラミックの詰め物・被せ物を外して再治療を行う必要があり、治療期間や費用の負担も大きくなります。虫歯を放置すると歯が大きく欠損し、セラミックごと歯を失うことにもつながるでしょう。

口臭による精神的・社会的ストレスが増える

セラミックの歯の口臭が慢性化すると、日常生活にも悪影響を及ぼします。自分では気付きにくい口臭が、周囲の人に不快感を与えてしまい、人と話すことに不安を感じるようになる方も少なくありません。

仕事やプライベートでのコミュニケーションに支障が出ることもあり、精神的なストレスが増える原因になります。

セラミックの歯から口臭がしたときの対処法

歯ブラシと共にデンタルフロスとマウスウォッシュも使用するイメージ

セラミックの歯から口臭がすると感じた時にできる対処法を、以下でくわしく解説します。

まずは歯科医院で原因を確認する

セラミックの歯から口臭がした場合、自己判断で様子を見るのではなく、早めに歯科医院を受診することが大切です。セラミックの歯の口臭は、歯周病や虫歯、被せ物の不適合など、専門的な検査を行わなければ原因を特定できないケースが多くあります。

歯科医院では、セラミックと歯の適合状態、歯ぐきの炎症の有無、内部の虫歯の進行状況などを総合的に確認し、口臭の根本原因を明らかにします。原因を正確に把握することで、適切な治療につなげられます。

セラミックの調整や再治療を行う

検査の結果、セラミックの歯と天然歯の間にすき間がある場合や、接着剤が劣化している場合には、詰め物・被せ物の調整や再治療が必要になることがあります。セラミックを再装着したり、新しいものに作り直したりすることで、汚れが溜まりにくい環境を整えます。

きちんと装着されたセラミックの歯は、口臭だけでなく、歯周病や虫歯の予防にもつながります。

日常のセルフケアを見直す

治療とあわせて、毎日のセルフケアを見直すことも大切です。セラミックの歯の周囲は汚れが溜まりやすいため、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや殺菌効果のあるマウスウォッシュを併用するのも良いでしょう。

ただし、強く磨きすぎると歯ぐきを傷つける原因になるため、正しい方法でケアを行うことが重要です。歯科医院ではブラッシング指導を受けることができるので、検討してみても良いでしょう。

細菌の繁殖を抑える

タバコを吸う習慣のある人は、吸わない人よりも口腔内の血流が悪く細菌も繁殖しやすい状態になります。また、口呼吸や水分をあまりとらない人も口腔内の乾燥に繋がり、細菌が繁殖しやすい口内環境になります。

健康状態と生活習慣を見直すことで、細菌の繁殖を抑えられるケースもあるので、一度自分の生活習慣を見直してみるのも良いでしょう。

まとめ

セラミックの歯のケアをして口臭が気にならなくなった女性

セラミックの歯から口臭がする場合、素材自体ではなく、歯とのすき間や歯周病、内部の虫歯などが原因となっていることがほとんどです。口臭のにおいは強く不快に感じられることが多く、放置すると歯周病の進行やセラミックの再治療が必要になるなど、口腔内だけでなく生活面にも悪影響を及ぼします。

セラミックの歯の口臭に気付いたときは、自己流のケアで済ませず、早めに歯科医院で原因を確認することが重要です。適切な治療と日常のセルフケアを行うことで、口臭の改善だけでなく、セラミックの歯を長く快適に使い続けられるようになります。

セラミック治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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