2025年5月3日
こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
インプラント治療には高額な費用がかかるため「絶対に失敗したくない」と考える方は多いのではないでしょうか。また、外科手術を伴うため「安全に治療が受けられるのだろうか」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
インプラント治療で後悔しないためには、リスクを把握し、しっかりと備えることが重要です。
そこで今回は、インプラント治療の失敗例や失敗を防ぐためのポイントについて解説します。治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
インプラント治療とは、虫歯などによって欠損した箇所に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を取り付けて歯の機能を回復させる治療のことです。
まず、歯ぐきを切開して顎の骨に穴を開け、人工歯根(インプラント体)を埋入します。人工歯根が顎の骨と完全に結合したことを確認したあと、被せ物の土台となるアバットメントと被せ物(上部構造)を装着します。
インプラントは独立した歯根を持つため、より天然歯に近い噛み心地や見た目が得られるという特徴があります。
しかし、外科的な処置を伴うため、身体への侵襲があることや費用が高額になる点については、理解しておく必要があるでしょう。
ここからは、インプラント治療の失敗例をご紹介します。
顎の骨に穴を開ける際に誤って血管を傷つけると、大量出血を起こす可能性があります。このようなケースは下顎の手術でリスクが高いといわれており、事前検査の不足や歯科医師の不手際によって引き起こされることが多いです。
下顎に人工歯根を埋め込む手術では、誤って神経を損傷するケースも少なくありません。神経を傷つけることにより、唇や顎、歯ぐきなどに麻痺やしびれが生じることがあります。このようなケースは、事前検査の不足や診断の誤りなどが原因で生じます。
インプラント治療では、人工歯根が顎の骨に定着したことを確認したうえで治療を進めていきます。
しかし、なかには人工歯根が顎の骨に定着しない事例も存在します。定着しない原因はさまざまですが、患者さんの体質や喫煙習慣、歯ぎしりや食いしばりなどが関係していることもあります。
人工歯根を埋入する際には、歯ぐきを切開したり顎の骨に穴を開けたりといった外科的処置が行われます。麻酔を使用するため、術中に痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、術後に麻酔が切れてから2~3日程度は、痛みや腫れが生じることが一般的です。通常であれば、1週間程度で腫れや痛みが治まりますが、長引く場合や徐々に増していく場合もあります。このようなケースは、術後の細菌感染によって引き起こされることが多いです。
インプラントは人工物ですので虫歯になることはありません。
しかし、日々のケアが不十分だった場合、インプラント周囲炎を発症することがあります。インプラント周囲炎とは、インプラントを埋入した箇所に生じる歯周病のようなものです。
インプラントの周囲にプラークが蓄積して炎症が起こると、次第に骨が溶かされていきます。最悪の場合には、インプラントが抜け落ちることもあるでしょう。
「インプラントは虫歯にならないから安心」と思っている方も多いかもしれませんが、日々のお手入れを怠れば、早期に寿命を迎える恐れもあるため注意が必要です。
インプラント治療では、被せ物が外れるケースもみられます。これは、被せ物の土台となるアバットメントが緩むことが原因で起こることが多いです。このケースであれば、定期的にチェックを受けていれば避けられる可能性が高いでしょう。
失敗例のひとつとして、噛み合わせの悪化が挙げられます。例えば、食べ物を噛むときに違和感を覚えたり発音がしにくいと感じたりする場合があるでしょう。これは、人工歯根を埋入する向きや深さの誤り、上部構造のサイズや形の不適合などが原因として考えられます。
審美性を重視してインプラントを選択する方は多くいらっしゃいます。
しかし、治療を受けたあとに見た目が悪くなったと感じるケースも存在します。例えば、歯が長くなったように見えたり出っ歯に見えたりすることがあるのです。このような失敗の主な原因は、歯科医師の技術力不足です。
しかし、歯科医師と患者さんとの認識にずれが生じることで「思っていたのと違う」という状況が引き起こされることもあります。
インプラント治療では、保証制度が設けられていることが一般的です。
しかし、保証が受けられずに「失敗した」と後悔する事例もあります。保証を受けるためには、条件を満たしている必要があるのです。
例えば、歯科医師の指示通りに定期的なメンテナンスを受けていない場合や禁煙の指示を守らなかった場合などは保証の対象外となることがあるため注意しましょう。
最後に、インプラント治療の失敗を防ぐためのポイントについて解説します。
インプラント治療での失敗を防ぐためには、事前に情報収集をしっかりと行うことが重要です。特に、歯科医師の技術力によっては大量出血や麻痺などの重大トラブルが生じる可能性があるため、経験や実績が豊富な歯科医師が在籍する歯科医院を選ぶようにしましょう。
また、基本的な治療内容や治療の流れ、リスク、メリット・デメリットなどについても確認しておくと、歯科医院を選ぶ際の適切な判断につながるでしょう。
インプラント治療には高い費用がかかりますが、なかには格安価格を売りにしている歯科医院もあります。
しかし、あまりにも相場からかけ離れた価格を設定している歯科医院は、注意が必要です。万が一、インプラント自体の質が低かったり、衛生管理が不十分だったりすると、骨との結合に問題が生じたり術後に感染症を起こしたりする可能性が高まります。
歯科医院を選ぶ際には価格の安さだけに惑わされず、総合的に判断することが大切です。
失敗したと感じるような状況を防ぐためには、事前に治療内容や保障内容、条件などを確認しておくことも重要です。疑問点はすべて解決し、納得したうえで治療を受けることで後悔を避けられるでしょう。
インプラント治療後はしっかりとケアをする必要があります。セルフケアを怠るとインプラント周囲炎を発症し、最悪の場合にはインプラントが抜け落ちるケースもあります。また、人工歯自体は虫歯になりませんが、周囲の歯が虫歯になる可能性は十分に考えられます。
せっかく高い費用をかけて治療をしたにもかかわらず、早期にトラブルで頭を抱えるような状況は避けたいものです。インプラントをできるだけ長持ちさせるためにも、治療後は丁寧にセルフケアを行うことを心がけましょう。
インプラント治療後の失敗を防ぐためには、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることも重要です。定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていれば、アバットメントが緩んで被せ物が外れることや、インプラント周囲炎を発症するトラブルなどは回避できるでしょう。
また、保証を受ける条件のひとつとして、定期的にメンテナンスを受けていることを挙げている歯科医院もあります。メンテナンスを受けていないと保証を受けられない場合もあるので、歯科医師の指示通りに受診することが大切です。
本記事では、インプラント治療の失敗例や失敗を防ぐためのポイントについて解説しました。インプラントは、天然歯に近い噛み心地や見た目が得られることから多くの方に選ばれています。
しかし、外科手術を伴うことや費用が高額となることから、なかなか治療に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。
近年では、歯科用CTなどの導入により、治療の安全性が向上しています。また、保証制度が設けられていることがほとんどですので、万が一のときも費用の負担が少なく済むでしょう。
とはいえ、インプラント治療にはさまざまなリスクがありますので、情報収集をしっかりと行い、納得したうえで治療を受けることが大切です。
インプラントを検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
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