歯のコラム

子どもの歯ぎしりが気になる!原因と対処方法を解説

2026年7月11日

健康的な歯の子ども

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

子どもが寝ているときにギリギリと歯ぎしりをしている音を聞いて、不安になった経験がある保護者の方もいるのではないでしょうか。「そのまま様子を見てもいいの?」「歯科医院を受診したほうがよい?」と悩むことも少なくありません。

子どもの歯ぎしりは成長の過程でみられることがありますが、なかには歯や顎に負担がかかっているケースもあります。そのため、歯ぎしりについて正しく理解し、お子さまの様子に合わせて対応することが大切です。

今回は、子どもの歯ぎしりの原因や放置することで起こるリスク、対処法についてわかりやすく解説します。お子さんの歯ぎしりにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

歯ぎしりとは

歯ぎしりをして寝ている子ども

歯ぎしりとは、上下の歯を無意識に強くこすり合わせたり噛みしめたりする行為のことです。多くは睡眠中に起こるため、自分で気づくことは少なく、家族の人から指摘されて気づくケースも多くあります。

歯ぎしりには音を伴うタイプと、歯を強く噛みしめるだけで音が出ないタイプがあります。後者は周囲が気づきにくいため、見過ごされることもあります。子どもの歯ぎしりは、成長の過程でみられることがあり、年齢とともに気にならなくなるケースもあります。

一方で、歯ぎしりが続く場合は、歯や顎に負担がかかることもあります。歯ぎしりの癖があるときは、まずどのような原因が考えられるのかを知り、お子さまの状態に合った対応を考えることが大切です。

子どもの歯ぎしりの原因

子どもの歯ぎしりの原因

子どもの歯ぎしりには、さまざまな要因が関係すると考えられています。ここでは、その原因について詳しくみていきましょう。

噛み合わせの変化

子どもの歯ぎしりは、噛み合わせの変化によって起こることがあります。

特に、乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、歯並びが不安定になりやすく、上下の歯がうまく噛み合わない状態になることがあります。このようなとき、子どもは無意識のうちに歯ぎしりをして噛み合わせを整えようとすることがあるのです。

また、顎の成長バランスが一時的に崩れることで、歯や顎にかかる力のバランスが不均一になり、それを調整するために歯ぎしりが起こる場合もあります。

このような噛み合わせの問題は成長とともに自然に解消されることもありますが、なかには歯並びや顎の発達に影響を及ぼすケースもあるため注意が必要です。

ストレス

意外に思われるかもしれませんが、ストレスもお子さんの歯ぎしりの原因となります。

子どもは環境の変化や人間関係などに敏感で、うまく言葉で表現できないストレスを体の動きとしてあらわすことがあります。幼稚園や保育園への入園、小学校への進学、兄弟との関係など、日常の小さな変化でも子どもにとっては大きなストレスになることがあります。

こうした心理的な負担が、歯ぎしりというかたちであらわれることがあるのです。

子どもの歯ぎしりによるリスク

子どもの歯ぎしりによるリスク

子どもの歯ぎしりは、放置するとさまざまな問題を引き起こす可能性があります。以下に、代表的なリスクを詳しく解説します。

歯がすり減る可能性がある

歯ぎしりをすると、上下の歯が強い力でこすれ合うため、歯の表面がすり減る可能性があります。特に子どもの歯(乳歯)は永久歯よりもやわらかいため、摩耗の影響を受けやすいのが特徴です。

歯のすり減りが進むと、冷たいものを口にしたときに知覚過敏の症状があらわれることもあります。また、永久歯に生え変わるまでの間に歯が平らになりすぎることで、噛み合わせのバランスに影響を与える可能性もあるでしょう。

顎や筋肉に負担がかかることがある

歯ぎしりでは、歯だけでなく顎の関節や周囲の筋肉にも強い力が加わります。そのため、朝起きたときに顎の疲れや違和感を訴える子どももいます。

食事中に顎を動かしにくそうにしている場合や、口を開けたときに痛みがある場合には、歯ぎしりとの関連も含めて歯科医院で確認を受けることが大切です。

睡眠の質が低下する

歯ぎしりは夜間に起こることが多く、睡眠の質に悪影響を与える場合があります。歯を強くこすり合わせる動きによって浅い眠りが続くと、脳や体が十分に休息できません。その結果、翌日に眠気や集中力の低下が見られることがあるのです。

また、歯ぎしりの音によって家族の睡眠が妨げられるケースもあるため、子ども自身だけでなく家族全体の生活リズムに影響が及ぶ可能性もあります。睡眠中の歯ぎしりが長く続くようであれば、歯科医師に相談し、対策をとることが大切です。

子どもが歯ぎしりをしているときの対処方法

子どもが歯ぎしりをしているときの対処方法

歯ぎしりは多くの子どもに見られる一時的な現象ですが、長期間続くと歯やあごに悪影響を及ぼすことがあります。そのため、歯ぎしりに気づいたときは早めに対処することが大切です。ここでは、お子さんが歯ぎしりをしているときの対処方法について解説します。

歯科医院での診察を受ける

子どもの歯ぎしりが続く場合や、歯のすり減りが気になる場合は、歯科医院を受診しましょう。診察では、歯の摩耗の程度や噛み合わせ、顎の動きなどを確認し、歯ぎしりによる影響が出ていないかを調べます。

子どもの歯ぎしりは成長に伴う一時的な場合もあるため、すぐに治療が必要とは限りません。口の中の状態を確認したうえで、経過観察を行うのか、治療が必要なのかを判断します。

マウスピースを装着する

歯ぎしりによる歯への負担が大きい場合は、就寝中にマウスピースを使用することがあります。マウスピースを装着することで上下の歯が直接こすれ合うのを防ぎ、歯への負担を軽減することができます。

お子さまにマウスピースが必要かどうかは、歯ぎしりの状態や歯の生えかわり、口の中の状態などを確認したうえで歯科医師が判断します。保護者の方は市販品を自己判断で使用せず、まずは歯科医院で相談しましょう。

規則正しい生活リズムを整える

睡眠不足や生活リズムの乱れは、心身に負担をかけることがあります。毎日できるだけ同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保できるよう心がけましょう。

また、寝る直前までテレビやスマートフォン、タブレットを使用すると、寝付きが悪くなることがあります。就寝前は部屋の照明を少し落とし、絵本を読むなど、ゆったり過ごせる時間をつくることも大切です。

生活リズムを急に変えるのは難しいため、できることから少しずつ取り入れていきましょう。

頬づえやうつぶせ寝などの習慣を見直す

頬づえをつく癖やうつぶせ寝が習慣になっていると、顎や歯に偏った力が加わることがあります。毎日の何気ない習慣でも、長く続くと口の中に負担がかかる可能性があるため注意しなければなりません。

また、片側だけで噛む癖や、日中に無意識に歯を噛み締める癖がある場合も、口の周りの筋肉に負担がかかります。

お子さまの様子を見ながら、こうした習慣がないか確認してみましょう。無理にやめさせようとするのではなく、頬づえをしていたら声をかける、寝る姿勢を整えるなど、少しずつ習慣を見直していくことが大切です。

まとめ

健康的な歯の子ども

子どもの歯ぎしりは、歯の生えかわりや顎の成長などに伴ってみられることがあり、成長の過程で起こる場合もあります。

一方で、歯ぎしりが続くと歯のすり減りや顎への負担につながることもあるため、気になる様子があれば早めに歯科医院で相談することが大切です。

また、規則正しい生活リズムを心がけたり、頬づえやうつぶせ寝など口の周りに負担がかかる習慣を見直したりすることも、お子さまの口の健康を守るために役立ちます。

保護者の方だけで判断するのが難しい場合は、歯科医師に相談し、お子さまの成長に合わせた対応を進めていきましょう。

お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

▶︎ 医師紹介ページを見る

«

神田橋デンタルオフィス

所在地 〒101-0047
東京都千代田区内神田1-2-2 小川ビル1F
電話番号 03-5283-6533