歯のコラム

2024年11月16日

歯科検診をしている子ども

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

お子さんのお口の中をできるだけ健康に保ちたいと考える保護者の方は多いでしょう。定期的な歯科検診は、お子さんのお口の健康を守るためにとても大切です。

では、子どもの歯科検診ではどのようなことを行うのでしょうか。また、どれくらいの頻度で歯科検診を受けるとよいのでしょうか。

今回は、子どもの歯科検診が重要な理由や歯科検診で行うこと、費用、受診頻度について詳しく解説します。子どものお口の健康を守りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの歯科検診が重要な理由

歯科検診をしている子ども

子どもも大人も、歯の健康を守るためには、定期的に歯科検診を受けることが重要です。ここでは、子どもの歯科検診が重要な理由について解説します。

子どもは虫歯リスクが高い

乳歯には、虫歯になりやすいという特徴があります。乳歯は永久歯よりも歯質が柔らかく、エナメル質や象牙質が薄いです。そのため、虫歯菌が出す酸によって溶かされやすいのです。また、歯に一度穴があくとそこから虫歯が進行するのも早くなります。

さらに、生えたばかりの永久歯の表面はまだ未成熟であるため虫歯になりやすいです。子どもの虫歯をできるだけ早く発見するためには、定期的に歯科検診を受けることが非常に効果的です。

永久歯の生え変わりのトラブルに対応できる

個人差はありますが、6歳頃から永久歯への生え変わりがはじまり、12歳頃までにはすべての歯が生え変わります。なかには、乳歯が抜ける前に横から永久歯が生えてきたり、乳歯が抜けたのになかなか永久歯が生えてこなかったりといったトラブルが起こることがあるでしょう。

定期的に歯科検診を受けていれば、このような歯の生え変わりに関するトラブルに適切に対応できます。異常がある場合にも、早めに対処することができるので安心です。

歯並びや噛み合わせの異常を早期に発見できる

定期的に歯科検診を受けることで、歯並びや噛み合わせの異常に早く気づくことができます。それにより適切な時期に矯正治療を始めることができます。早い時期だからこそ対処できることもあります。早いうちから矯正治療の相談ができるのもメリットです。

正しい歯磨きの仕方を習得できる

歯科検診では、ブラッシングの指導も行います。歯の生え変わりが終わるまでは、仕上げ磨きをしていただきたいですが、ゆくゆくはお子様自身で歯磨きをするようになります。自分でしっかりと歯が磨けるようになると、虫歯や歯周病になるリスクを軽減できるでしょう。

歯医者に対する恐怖心をなくせる場合がある

歯医者は怖いところ、痛いことをするところというイメージをもつお子さんもいるでしょう。小さいうちから歯科検診のために、定期的に歯医者を受診していれば、歯医者に対する恐怖心をなくせる場合があります。

子どもの歯科検診ですること

虫歯の有無や歯茎のチェックをしている様子

子どもの歯科検診では、虫歯になっていないかのチェックだけでなく、虫歯を予防するための処置も受けられます。では、子どもの歯科検診ではどのようなことを行うのでしょうか。ここでは、子どもの歯科検診で行う内容について詳しく解説します。

虫歯の有無や歯茎のチェック

歯科検診では、虫歯になっていないか、歯茎にトラブルは起こっていないかのチェックを行います。必要に応じてレントゲン写真を撮影して、虫歯のチェックを行う場合もあります。

歯並び・噛み合わせのチェック

乳歯から永久歯に生え変わる子どもの時期は、歯並び・噛み合わせが常に変化します。歯並び・噛み合わせが悪いと歯磨きがしにくくなるため、虫歯になるリスクが高まります。また、顎に負担がかかって顎関節症を引き起こすリスクも高まるでしょう。

そのため、定期的に歯科検診を受けて、歯並び・噛み合わせのチェックを受けることが重要なのです。早い段階で歯並び・噛み合わせの問題を発見できれば、大掛かりな矯正治療が必要になる前に対処できる可能性があります。

歯磨き指導

歯科検診では、お子様一人ひとりのお口の状態に合った歯磨きの仕方の指導を行います。お子様自身が歯磨きに興味を持ち、歯をきれいにする習慣を身につけられるよう年齢に合わせた指導をします。また、保護者の方が行う仕上げ磨きの仕方もアドバイスします。

フッ素塗布

フッ素には、歯質を強化し、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。お口を少しの間開けることができれば、乳歯が生えたばかりの年齢からフッ素塗布を受けることができます。3ヶ月に1回の頻度でフッ素塗布を受けると虫歯の予防に効果的です。

シーラント

シーラントは、奥歯の深い溝を物理的に埋めることで、虫歯を予防する処置です。主に乳歯の奥歯や生えたばかりの6歳臼歯に行います。シーラントで奥歯の溝を埋めることで、食べかすなどの汚れが溜まりにくくなるため、虫歯の予防につながります。

子どもの歯科検診の費用と頻度

子どもの歯科検診の費用と頻度イメージ

歯科検診は基本的に保険が適用されません。費用は2,000円〜5,000円程度が相場ですが、自治体によって子どもの医療費には助成制度があり、少ない負担額で診療を受けられる場合があります。自治体によって異なるため確認するようにしましょう。

子どもの歯科検診を受ける頻度は3ヶ月〜4ヶ月に1回が目安です。乳歯の虫歯の進行は早いので、半年以上間隔を空けると、進行する場合があるため注意が必要です。

子どもが歯科検診を拒む場合の対処法

歯科医院の雰囲気に慣れてきた子ども

歯科検診に行くのを嫌がるお子さんもいるでしょう。子どもが歯科検診を拒むのには、様々な理由が考えられます。歯科医院に対する恐怖心や、何をされるかわからないことへの不安があるかもしれません。子どもが歯科検診を拒む場合には、次の対処法を試してみましょう。

歯科医院の雰囲気に慣れてもらう

初めて行くところは誰でも不安があるものです。ましてや子どもの場合は、まだ精神的に未熟であるため不安も大きくなることでしょう。歯科医院の雰囲気に慣れることで、スムーズに受診できる可能性があります。

例えば、保護者の方が歯科医院を受診するときに一緒に連れて行くのもよいでしょう。兄弟姉妹が歯科医院を受診しているのであれば、治療をするところを見せてあげるのもよいかもしれません。

子どもに事前に説明をする

どうして歯科検診を受ける必要があるのか子どもに説明することも大切です。まれに子どもに嘘をついて連れてくるようなケースが見受けられますが、嘘をついて子どもを連れてくると、周囲を信用できなくなってしまいます。

歯科医院に行くときは、どうして歯科医院に行くのかをしっかり説明してから受診しましょう。

家で練習をする

家で歯科医院に行ったときの練習をするのも効果的です。ごっこ遊びのような感覚で、お口を開ける練習やミラーでお口の中を見る練習をするとよいでしょう。

歯医者さんに怖いイメージをもたせない

歯医者さんを怖いところだと伝えないようにしましょう。例えば「お菓子ばっかり食べていると歯医者さんで注射してもらうよ」「歯医者さんでドリルをしてもらうよ」などと脅しのように歯科医院を使うのはやめましょう。

受診できたときは褒めてあげる

お子様が歯科医院を受診できたときには、褒めてあげましょう。泣いてしまったり、嫌がったりした場合にも「よく口を開けられたね」「一人で座って偉かったね」など、できたことを褒めてあげるようにしてください。子どもの自信につながるでしょう。

まとめ

歯科検診をしている子ども

子どもの歯とお口の健康を守るためには、定期的に歯科検診を受けることが重要です。特に乳歯や生えたばかりの永久歯は、虫歯になるリスクが高いです。

定期的に検診を受けることで、虫歯を早期に発見でき、大掛かりな治療が必要になる前に対処できます。また、歯科検診では歯磨き指導やフッ素塗布も行います。これによって、虫歯になりにくい口内環境に整えることができるでしょう。

お子様がいる方は、子どもの歯の定期検診を受け、歯とお口の健康を守っていきましょう。

お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

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