歯のコラム

こんな人は要注意?虫歯になりやすい人の特徴!

2025年7月5日

注意を促すイメージ

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

虫歯は、多くの人が一度は経験する一般的な口腔トラブルのひとつですが、なりやすい人となりにくい人がいることをご存じでしょうか。同じように歯磨きをしていても、なぜか頻繁に虫歯になる人がいる一方で、あまり気をつけていないように見えても歯が健康な人もいます。

実は、虫歯のなりやすさにはいくつかの特徴や要因が関係しています。

この記事では、虫歯になりやすい人の特徴について詳しく解説し、虫歯の仕組みや予防法についてもわかりやすくご紹介します。自分が虫歯になりやすい体質や生活習慣を持っていないかチェックし、これからの歯の健康管理に役立ててください。

虫歯ができる仕組み

口腔内の虫歯菌のイメージ

虫歯とは、歯の表面を覆っているエナメル質やその内側の象牙質が酸によって溶けることで生じる病気です。虫歯の原因となる主な要素は歯の質、細菌(ミュータンス菌など)、糖分、時間の4つで、これらが複雑に絡み合って虫歯が発生します。

まず、口の中に存在する虫歯菌が、食事で摂取した糖分をエサにして酸を作り出します。この酸が歯の表面を徐々に溶かし、やがて穴を開けていくのです。特に、食後しばらくの間は酸の影響を受けやすく、脱灰(だっかい)という現象が起こりやすくなります。

本来、唾液の酸を中和する働きによって歯を再石灰化して、元の状態に戻せるのですが、脱灰と再石灰化のバランスが崩れると虫歯が進行していきます。

また、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が歯に長時間付着していることも、虫歯の大きな原因となります。プラークの中では酸が常に発生しており、そのまま放置すると歯を守るエナメル質が破壊され、やがて歯が痛む、しみるといった症状が現れます。

虫歯は初期段階では痛みを感じにくく、気づいたときには治療が必要なほど進行していることも少なくありません。そのため、虫歯の仕組みを理解し、早期発見や予防を心がけることが大切です。

虫歯になりやすい人の特徴

甘いものを好んで食べる女性

虫歯は誰にでも起こり得るものですが、実際にはなりやすい人となりにくい人が存在します。これには、歯磨きの習慣だけではなく、体質や食生活、生活習慣などさまざまな要因が影響しています。

ここでは、虫歯になりやすい人に共通する特徴について、いくつかの側面から詳しく見ていきましょう。自身やご家族に当てはまる点がないか確認し、リスクを減らすヒントとして参考にしてみてください。

唾液の分泌が少ない人

唾液は、口腔内の健康を守るために欠かせない存在です。唾液には、酸を中和する働きや脱灰された歯を再石灰化する成分が含まれています。

しかし、加齢やストレス、薬の副作用、あるいは病気などによって唾液の分泌が減ると、こうした防御機能が弱まり、虫歯が進行しやすくなります。特に、口が乾きやすいと感じる人や夜間に口を開けて寝る癖がある人は、注意が必要です。

就寝中に口を開けている人

寝ている間に口を開けて呼吸しているなど、口呼吸の習慣がある人も虫歯になりやすいといわれています。口を開けたままだと、唾液による洗浄作用が行き届かず、口腔内が乾燥しやすくなります。その結果、虫歯菌が活発に活動しやすい環境が生まれるのです。

特に、鼻づまりや睡眠時無呼吸症候群、アレルギーなどによって無意識に口を開けている人は、知らぬ間に虫歯のリスクを高めている可能性があります。

間食が多い人・甘いものが好きな人

食事やおやつのたびに口の中では酸が発生し、歯の表面が溶けやすい状態になります。特に、砂糖を多く含むお菓子やジュースを頻繁に摂る人は、口腔内が酸性に傾く時間が長くなり、歯が回復する暇もなく虫歯が進行します。

間食の回数が多い人や飴などの粘着性のある甘いものを好む人は、特に虫歯になりやすいといわれています。

歯磨きが不十分な人

虫歯予防において歯磨きは基本中の基本ですが、磨き残しが多いと、そこにプラークがたまりやすくなります。特に、歯と歯の間や奥歯の溝、歯ぐきとの境目は汚れが残りやすいため、虫歯の好発部位とされています。

また、自己流の歯磨きでは汚れが十分に落とせていないことも多く、定期的な歯科医院でのブラッシング指導が有効です。

歯並びや噛み合わせが悪い人

歯並びが乱れていると歯ブラシの毛先が届きにくく、清掃が不十分になりやすくなります。そのため、プラークや食べかすがたまりやすく、虫歯リスクが高くなります。また、噛み合わせが悪いと一部の歯に過度な力がかかり、歯が欠けたりエナメル質が傷ついたりすることがあります。

こうした物理的なダメージも、虫歯の発生を助長する原因になります。

虫歯を予防するためには

虫歯を予防するためにフッ素入りの歯磨き粉を使用する様子

虫歯になりやすい特徴を知ることは、予防への第一歩です。たとえリスクが高くても、日々のケアや生活習慣を見直すことで虫歯の発生を効果的に抑えられるようになります。

ここでは、具体的にどのような対策を取ればよいのか、実践しやすい方法をいくつかご紹介します。日常生活に取り入れることで、虫歯を予防できるだけではなく、歯と口の健康を長く維持できるようにもなります。

正しい歯磨きを習慣にする

虫歯予防の基本は、やはり毎日の歯磨きです。1日2回以上磨くこと、特に寝る前の歯磨きは丁寧に行うことが重要です。寝ている間は唾液の分泌量が減り、虫歯菌が活発になるためです。

また、歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシなども活用し、歯と歯の間の汚れもきちんと取り除くことが効果的です。力を入れすぎず、優しく丁寧に磨くことを心がけましょう。

フッ素入りの歯磨き粉を使う

フッ素には、歯の再石灰化を促進し、虫歯菌が出す酸に対する抵抗力を高める働きがあります。そのため、毎日の歯磨きにフッ素入りの歯磨き粉を使用することは、非常に有効な虫歯予防策の一つです。

特に、虫歯になりやすい子どもや高齢者には、フッ素配合濃度が高めの製品を選ぶことで、より強い予防効果が期待できます。また、歯磨きの後はうがいをしすぎないようにすることで、フッ素が歯に残りやすくなります。

食生活を見直す

糖分の摂取を控えることも、虫歯予防には欠かせません。間食を減らす、甘いものを食べたらすぐに口をゆすぐなど、口腔内に糖分が長く残らないように工夫することが大切です。

また、キシリトール入りのガムを噛むことで唾液の分泌を促せるため、虫歯菌の働きを抑える効果も期待できます。さらに、よく噛んで食べることで唾液が多く分泌され、自然な虫歯予防につながります。

定期的に歯科検診を受ける

虫歯は初期段階では痛みがないため、自覚症状が出た時には進行しているケースが少なくありません。そのため、早期発見・早期治療が重要です。

歯科医院で定期的な検診を受けることで、歯の状態をチェックできるだけではなく、必要に応じてクリーニングやフッ素塗布などの処置も受けられます。特に、虫歯になりやすいと感じている方ほど、短いスパンで通院することが大切です。

唾液の分泌を促す習慣を持つ

唾液の量が少ないと虫歯のリスクが高まるため、日常生活の中で唾液の分泌を意識的に促すことが大切です。例えば、水分をこまめに摂る、口をよく動かして話す、食事の際にしっかり噛むといった習慣は、自然と唾液の分泌を増やす助けになります。

ガムを噛むことも有効ですが、シュガーレスのものを選びましょう。加えて、口呼吸ではなく鼻呼吸を意識することも重要です。

歯科医師のアドバイスを受ける

セルフケアだけでは限界があるため、歯科医師のアドバイスを聞くことも大切です。例えば、虫歯になりやすい部位や磨き残しが多い箇所を教えてもらうことで、歯磨きの精度が高まります。

また、必要に応じてシーラント処置やフッ素塗布といった予防処置を受けることも虫歯対策として有効です。自分に合った予防法を見つけるためにも、歯科医師と定期的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

まとめ

虫歯を予防して健康に過ごす女性

虫歯は一度できると自然に治ることはありません。放置すればするほど悪化していき、最終的には歯を失うリスクさえあります。

しかし、虫歯にはなりやすい人となりにくい人が存在し、その差には唾液の量や食生活、歯磨き習慣、さらには遺伝的な要素まで、さまざまな要素が関係しています。自分がどのような特徴を持っているかを知ることは、虫歯予防の第一歩です。

日頃のケアや生活習慣を見直し、歯科医院と連携しながら対策を講じることで、虫歯のリスクは大きく減らせます。虫歯に悩まされない健康な口腔環境を維持するためにも、今日からできる小さな習慣を大切にしましょう。

虫歯に悩まされている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご活用ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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