歯のコラム

叢生はインビザラインで治療できる?メリットや注意点も

2026年8月1日

インビザライン矯正している女性

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。

歯並びの乱れにはさまざまな種類がありますが、そのなかでも特に多いのが叢生(そうせい)です。叢生とは、歯が重なり合っていたり、ねじれたりしている状態のことを指します。

叢生を放置していると、見た目の問題だけではなく、歯磨きがしにくくなって虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性がありますが、インビザラインで治療可能なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、叢生の概要や放置するリスク、インビザラインでの治療におけるメリット・デメリットについて詳しく解説します。矯正治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

叢生とは

叢生の構造イメージ

叢生(そうせい)とは、歯が本来の正しい位置に並ばず、前後や上下にズレて重なり合っている状態のことを指します。歯がデコボコしていたり、重なって生えていたりするため、乱ぐい歯や八重歯と呼ばれることもあります。

このような歯並びは、見た目の問題だけではなく、歯磨きがしにくくなることで虫歯や歯周病のリスクが高まる原因にもなります。

特に、日本人は顎が小さい傾向があり、歯が並ぶスペースが不足することで叢生が起こりやすいとされています。見た目の印象に影響を与えるだけでなく、口腔内の健康や、発音、噛み合わせにも影響を及ぼすことがあるため、気になる場合は早めに歯科医師に相談することが大切です。

叢生を放置するリスク

叢生を放置するリスク

叢生をそのままにしておくと、口腔内だけでなく全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。以下では、叢生を放置することで起こりうるリスクについて解説します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

叢生の状態では、歯と歯が重なっているため、歯ブラシの毛先が細かい部分まで届きにくくなります。その結果、毎日の歯磨きでは落としきれない汚れが残りやすく、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすい環境が生まれます。

特に、歯と歯の隙間にたまった汚れは気づきにくく、気づいたときには症状が進行していることもあります。そうしたリスクを防ぐためにも、歯並びを整えることが重要なのです。

噛み合わせが悪くなる

歯並びが乱れたままだと、上下の歯が正しく噛み合わず、食べ物をしっかり噛めなくなることがあります。噛み合わせが悪い状態が続くと、顎の関節に負担がかかって痛みが出たり、頭痛や肩こりなどの全身症状につながったりするケースもあります。

また、噛む力が偏ることで、一部の歯だけに強い力が加わって歯の寿命が縮まるおそれもあります。

見た目がコンプレックスになる

歯並びがガタガタしていることに対して、見た目にコンプレックスを抱えていると、人前で自然に笑えなくなったり、話すときに口元を手で隠すクセがついたりすることがあります。

こうした心理的なストレスが積み重なると、自信や自己肯定感に影響を与えることもあるでしょう。特に、思春期や社会人など、人と接する機会が多い方にとっては、見た目が与える影響は決して小さいとはいえません。

歯並びを整えることは、印象を良くするだけではなく、自分に自信を持って生活するための大きな一歩にもつながるのです。

発音や滑舌に影響を及ぼす

歯並びは、見た目だけでなく発音にも大きく関係しています。前歯がねじれていたり、隙間が空いていたりすると、空気の通り道が不安定になり、サ行やタ行などの音が不明瞭になることがあります。

会話がしづらくなることで、人前で話すことに抵抗を感じたり、声が小さくなったりと、コミュニケーションに影響する可能性も否定できません。

叢生はインビザラインで治療できる?

叢生はインビザラインで治療できる?

結論から言うと、軽度から中等度の叢生であれば、インビザラインで十分に対応が可能です。近年では、技術の進歩によって複雑な症例にも適応できるようになってきており、叢生の治療にインビザラインを選択する方も増えています。

しかし、すべての叢生に対して万能というわけではなく、重度の症例ではほかの矯正法を検討する必要がある場合もあります。

叢生の治療にインビザラインを選択するメリット

叢生の治療にインビザラインを選択するメリット

インビザラインは見た目だけでなく、生活のしやすさや治療の快適さにも配慮された治療法です。ここでは、インビザラインならではの利点について詳しく紹介します。

装置が目立ちにくい

インビザラインで使用するマウスピースは透明で、装着していてもほとんど目立ちません。会話中や笑ったときに装置が見えにくいため、人と接する機会が多い方でも安心して治療を進めることができます。

見た目に配慮しながら歯並びを整えたいという方にとって、インビザラインは非常に魅力的な選択肢のひとつとなるでしょう。

食事や歯磨きがしやすい

インビザラインのマウスピースは、食事のときや歯磨きをするときに取り外すことができます。ワイヤー矯正のように歯に固定されているわけではないため、普段どおりに食事や歯磨きができるのが大きな魅力です。

食べ物の制限も少なく、歯間ブラシやフロスも問題なく使えるため、口腔内を清潔な状態に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクも抑えられます。

痛みが少ない

歯列矯正において痛みは避けられない要素の一つですが、インビザラインでは強い力がかかりづらいため、痛みが少ないと感じる人が多いです。ワイヤー矯正でよくあるような、装置が口の中を傷つけるトラブルもほとんど起こりません。

これにより、治療中のストレスを軽減しながら続けることができるのです。

叢生の治療にインビザラインを選択する場合の注意点

叢生の治療にインビザラインを選択する場合の注意点

インビザラインは多くの利点がある一方で、治療効果を十分に得るためには、いくつかの重要な注意点があります。

自己管理が治療結果に影響する

インビザラインによる治療では、1日20〜22時間マウスピースを装着する必要があります。装着時間が不足すると、歯が計画どおりに動かず、治療が長引いたり、理想の仕上がりにならなかったりすることがあるためです。

そのため、食事や歯みがきのたびにマウスピースを外すため、装着を忘れやすい人にとっては注意が必要です。

適応とならないケースがある

叢生のなかには、インビザラインでは対応が難しい症例もあります。たとえば、歯のねじれが強い場合や、歯を大きく移動させる必要があるとき、奥歯の噛み合わせに大きなズレがある場合などは、マウスピースだけでは十分な治療効果が得られないことがあります。

また、顎の骨格に問題があるケースや、抜歯が必要なほど歯を動かすスペースが足りない場合も、ワイヤー矯正のほうが望ましいと判断されることがあります。インビザラインで治療を進める前には、歯科医師による精密な診断を受けることが重要です。

インビザラインで叢生を治療する場合の費用

インビザラインで叢生を治療する場合の費用

インビザラインの治療費は、歯並びの状態や治療範囲によって異なりますが、一般的には全体矯正で70万円〜100万円程度が相場とされています。部分矯正の場合は20万円〜40万円ほどで対応できることもありますが、叢生の程度が重度の場合や、噛み合わせの調整が必要な場合は全体矯正が必要になります。

また、治療費には診断料や通院費、保定装置(リテーナー)の費用が別途かかる場合もあるため、事前に見積もりを確認しておくことが大切です。

まとめ

インビザライン矯正している女性

叢生は見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病、発音や噛み合わせなど、さまざまなリスクにつながる歯並びの乱れです。近年では、透明なマウスピースを使って歯を整えるインビザラインによる矯正が注目されており、軽度から中等度の叢生であれば十分に対応できる場合が多いです。

インビザラインは装置が目立ちにくく、取り外しができるといったメリットがある一方で、自己管理が求められる治療法でもあります。治療を検討する際は、自分の歯並びに合っているかどうかを歯科医師に診断してもらうことが重要です。

インビザラインによる叢生の治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。

当院のホームページはこちらWeb予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。

帆足 公人 理事長

■この記事の監修者

帆足 公人 理事長

経歴
  • 1981年、歯科医師国家試験合格、歯科医師免許取得後、米国ミシガン大学(University of Michigan)歯学部大学院に入学。 補綴学(入れ歯や差し歯、審美やインプラント、噛み合わせや顎関節症などを専門とする学問)と歯周治療学(歯周病を専門とする学問)のダブルマスター(2つの学科の専門医)を取得。両学科の講師を経て1990年に帰国。
  • 9年間のアメリカ留学中に学んだ先端歯科医療技術と同時に、予防に対する意識の高さに感銘し、日本での治療中心のCure(治療)からCare(ケア)への予防歯科医療を目指し、早くから日々の臨床に取り組んできた。
  • 1999年5月に現在の医療法人社団公歯会、神田橋デンタルオフィスを開業し、それぞれの年齢のライフステージにあった個人個人のケアプログラムを作成しいかに自分の歯を残すか、いかに口腔機能を改善維持するかなど口腔顎顔面の環境を機能と美の観点から、多くの患者の治療とケアに携わってきた。
  • 現在、日本⻭科大学⻭周病科非常勤講師、昭和大学⻭学部補綴学講座兼任講師、日本アンチエイジング⻭科学会理事、またアメリカ⻭周病学会会員、ICP(International College of Prosthodontics)会員、日本⻭周病学会会員、日本臨床⻭周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本⻭科審美学会会員、日本オーラルヘルスケア学会会員など多くの学会に所属している。またP&P研鑽会という研究会を創設し、後進の育成にも力を注いでいる。
  • 1981年 歯科医師免許取得
  • 1982年 米国ミシガン大学歯学部大学院補綴学科入学
  • 1987年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1987年 同大学歯学部大学院歯周病科入学
  • 1989年 同大学院修了、マスターオブサイエンス(MS)取得
  • 1989年 同大学歯学部 補綴科、歯周病科講師
  • 1990年 帰国
  • 1991年 日本歯科大学新潟生命歯学部補綴科非常勤講師
  • 1995年 日本歯科大学生命歯学部歯周病科非常勤講師
  • 1998年 日本歯周学会認定専門医取得
  • 1999年 千代田区にて神田橋デンタルオフィス開業
  • 現在 日本歯周病学会会員、日本インプラント学会会員、日本歯科審美学会会員、日本歯科アンチエイジング学会会員、アメリカ歯周病学会会員、国際歯科補綴医学会会員

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