2026年7月18日

こんにちは。東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」です。
八重歯は個性のひとつとして肯定的に捉えられることもありますが、噛み合わせのバランスや口腔内の健康に影響を及ぼす可能性がある歯並びです。八重歯が原因で歯磨きがしづらくなったり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりするケースも少なくありません。
この記事では、八重歯の矯正方法や治療にかかる期間・費用、そして八重歯を放置することによるリスクについて解説します。八重歯が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
目次

八重歯とは、主に上の犬歯(糸切り歯)が歯並びから外れ、前方や外側にずれて生えている状態を指します。日本では見た目が特徴的で可愛らしいとされることもありますが、実際には噛み合わせのバランスが崩れやすく、歯科的には問題がある状態とされています。
犬歯は、他の歯に比べて萌出時期が遅いため、顎のスペースが足りないと正しい位置に並びにくくなります。その結果、歯列からはみ出して生えるケースが多くなるのです。

子どもの頃に生えそろった歯が時間を経て重なり合うようになるのには、さまざまな要因が関係しています。ここでは、八重歯になる原因について解説します。
八重歯の大きな原因となるのが顎の小ささや歯の大きさのアンバランスです。現代の日本人は食生活の変化などにより、顎が細くなってきている傾向があります。
このような骨格では、永久歯がまっすぐ並ぶだけの十分なスペースが確保できず、特に最後に生えてくる犬歯は行き場をなくして外側に押し出されやすくなるのです。
歯のサイズが大きい、または通常より多く歯が生えている場合、歯がきちんと並ぶスペースが不足して八重歯になることがあります。特に顎の骨格が小さい場合、歯が正しい位置に収まりきれず、重なりが生じやすくなります。
また、まれに過剰歯と呼ばれる余分な歯が生えてくるケースもあり、ほかの歯の発育を妨げて八重歯になることもあります。
子どものころの指しゃぶりや長期間の哺乳瓶の使用、舌の癖など、口周りの筋肉に関わる習慣が八重歯の原因になることがあります。舌で前歯を押す癖があると前歯が前方に押し出され、奥の歯の位置が狭くなることがあります。
また、唇を咬む癖や片方ばかりを使って噛む癖なども、顎のバランスを崩し、犬歯が押し出される原因になります。
歯や顎の大きさは、身長や体型と同じように遺伝的な影響を受けることが多いです。八重歯そのものが遺伝するわけではありませんが、歯の大きさに対して顎が小さい特徴が子どもに遺伝し、歯列のスペースが足りずに歯並びが乱れることがあります。

ここでは、八重歯をそのままにしておくことで起こるリスクについて解説します。
八重歯は歯並びが不規則なため、歯ブラシが届きにくく、汚れやプラークがたまりやすいです。特に八重歯は上顎の前方に斜めに生えていることが多く、歯と歯の間や歯と歯茎の境目に汚れが蓄積しやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
八重歯は上下の歯の噛み合わせにも影響を与えます。犬歯は、食べ物を噛み切る際に重要な役割を果たしていますが、この位置がずれることで噛み合わせ全体のバランスが乱れることもあるのです。
噛み合わせが悪くなると、食べ物をうまく噛めず消化に負担がかかったり、顎関節に過剰な力が加わって顎関節症を引き起こしたりするリスクも生じます。顎関節症になると、口を開けにくい、口を開けたときに鳴る、頭痛や肩こりといった全身症状が現れることもあるでしょう。
また、噛み合わせのズレは、徐々に顎の筋肉や顔の骨格にも影響を与え、顎の偏位や歯の摩耗、さらには顔の左右差を目立たせる原因にもなります。
八重歯の程度によっては、舌の動きが制限され、発音に影響を及ぼすことがあります。特に、サ行やタ行の発音が不明瞭になりやすく、人前で話すことに不安を感じる人もいるかもしれません。
学校の友人や職場の同僚など、周りの人とのコミュニケーションに消極的になってしまうケースもあります。
歯並びが悪いと噛み合わせが乱れ、顎関節に負担がかかり、顎関節症になる可能性もあります。顎関節症は、口の開閉時にカクカク音がする、痛みを感じる、口が大きく開かないといった症状が生じる病気です。
放置すると、顎の筋肉の緊張が首や肩の筋肉にも連鎖し、頭痛や肩こりを引き起こすこともあります。
八重歯は目立ちやすいため、歯並びに対するコンプレックスを感じやすく、笑顔を控えるようになる方もいます。特に、若い人や人と接する機会の多い職業についている人にとって、見た目の印象は大きな影響を与える要素です。
歯並びの乱れは本人の自己肯定感にも関わるため、精神的なストレスの原因になることもあります。

ここでは、八重歯を矯正する方法について解説します。
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、そこにワイヤーを通して力をかけながら、少しずつ歯を動かしていく方法です。歯を1本ずつ細かく調整でき、歯を大きく動かすケースや歯のねじれを改善するケースなど、幅広い症例に対応できます。
ただし、装置は固定式であるため、歯磨きがしにくい点はデメリットです。装置の破損を防ぐために、硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は避ける必要があります。
表側矯正は、歯の表面(唇側)にブラケットとワイヤーを装着する方法です。装置が目立ちやすいというデメリットはあるものの、裏側矯正よりも幅広い症例に対応でき、費用も安くなる傾向にあります。
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する治療法です。装置が歯の裏側に取り付けられているので、外から装置が見えにくいというメリットがあります。
ただし、表側矯正よりも治療が複雑になるため、対応できない場合もあります。舌が装置に触れやすく、慣れるまで違和感を覚える人もいるでしょう。
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製の装置を装着して歯を少しずつ動かす治療法です。装置が目立ちにくく、自分で取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすいというメリットがあります。
ただし、重度の八重歯や複雑な歯列の場合には、ワイヤー矯正のほうが適していると判断される場合もあります。
また、マウスピースは取り外しができる反面、装着時間の管理が必要です。装着時間が不足すると歯に十分な力をかけられないため、治療期間が長引くことがあります。自己管理が求められます。

八重歯の矯正をワイヤー矯正で行う場合、全体矯正なら60万〜120万円、部分矯正なら30万〜60万円程度が費用の目安です。裏側矯正は、ほかの方法よりも高額になる傾向があり、全体矯正で100万〜150万円以上かかることもあります。
マウスピース矯正の費用の目安は、全体矯正で60万〜120万円、部分矯正では20万〜50万円程度です。
矯正は基本的に自由診療となるため、歯科医院ごとに料金設定が異なります。見積もりの内容や支払い方法、追加料金の有無などを事前に確認し、納得したうえで治療を始めることが大切です。

八重歯の矯正にかかる期間は、歯並びの状態や選択する矯正方法によって異なります。軽度の八重歯で部分矯正を行う場合は、3か月〜1年ほどで治療が終わることもあります。
一方で、全体矯正の場合は1年〜3年ほどかかるのが一般的です。歯の移動速度は個人差があり、顎の成長や骨の硬さ、年齢などによっても治療期間にはばらつきがあります。特に、八重歯が重度で歯を抜く必要がある場合や、奥歯の噛み合わせに問題がある場合は、時間をかけて歯を動かします。
また、歯並びを安定させるために、リテーナーを使用する保定期間が必要です。具体的には、治療にかかった期間と同程度、もしくはそれ以上とされています。最初は1日20時間以上の装着が必要ですが、歯並びが安定するにつれて夜間のみの装着へと段階的に減らしていくのが一般的です。
歯を動かすときの痛みはなく、矯正期間と同じような負担はありませんが、歯を動かす期間が終わった後もリテーナーを装着する期間があることを知っておきましょう。

八重歯は、見た目の印象だけではなく、虫歯や歯周病、噛み合わせのトラブルを招く原因にもなるため、早めの対応が望ましいです。治療する方法としては、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
治療期間は、歯並びによって異なりますが、軽度の八重歯で前歯のみ治療する場合は3ヶ月〜1年程度、歯列全体と噛み合わせを整える場合は1〜3年程度が目安です。ご自身に合った治療法や必要な治療期間、費用について説明を聞き、納得したうえで治療を始めましょう。
八重歯の矯正治療を検討されている方は、東京都千代田区「大手町駅」C1出口より徒歩5分、「神田駅」より徒歩8分にある歯医者「神田橋デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、1本の歯を守ることにこだわって予防・治療を行っています。虫歯・歯周病治療のみならず、予防歯科や矯正治療、審美治療にも力を入れております。
当院のホームページはこちら、Web予約もお受けしております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひご覧ください。


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